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NOW SARA COLUMN
女性が60歳からの仕事を探す場合、20代・30代に比べ決して簡単ではありません。

しかし、60歳を超えた方には、若い年代にはない「経験」や「知識」があります。
仕事に合った「資格」も取得すれば、さらに大きな強みになるでしょう。

そこで今回は、
「60歳から仕事をしたいけれど、見つかるか心配」
「資格を何か持っていた方が、女性が就職するのに有利?」
といった不安や疑問にお答えできるよう、60歳から目指せる資格・役立つ資格に加えて、仕事探しの方法や、注意するポイントをご紹介します。

60歳からの第二の人生を、仕事をしながら楽しく過ごしたいと思っている女性の方は必見です。

60歳からの女性が仕事探しをするポイント

60歳を過ぎた女性は応募してもなかなか採用してもらえないのでは…と不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

確かにやみくもに仕事を探しても、うまくは進みません。
20代・30代にはない強みを前面に出しながら、楽しんでできる仕事を探しましょう。

ここからは、希望する場所で仕事をするポイントを押さえておきましょう。

無理はしない

第一に、体力的・精神的に難しい仕事は避けましょう。

60歳を過ぎた方を採用する企業では、20代・30代のフットワークの軽い働きを求めているわけではありません。
そのような年代にはない、経験や知識を求めているはずです。

だからこそ、同じように働く必要はありません。

これまで働いておらず、久々に仕事復帰される方なら、まずは短時間から。
徐々に体を慣らしていきましょう。

経験を活かす

60歳からの仕事探しにおいて、これまでの経験は何よりも役立ちます。
たとえば、長年経理事務をしていたのであれば、同じような仕事で経験を活かせるでしょう。

加えて、活かせる経験は、仕事上の経験だけではないことにも注目できます。

長年子育てをしていた方なら、保育関連や放課後児童クラブなど、子どもと関わる仕事もおすすめです。
親の介護経験があれば、介護施設での仕事を考えてもよいでしょう

資格を有効に使う

就職で役立つのは、経験だけではありません。
これまでの経験に資格がプラスされれば、自信をもって就職できます。

仕事に役立つ資格があれば会社側の印象もよくなり、採用されやすくなるはずです。

そこで次章からは、60歳からでも取得が目指せる資格をご紹介します。

【60歳からの仕事探し】趣味を仕事にしたい女性におすすめの資格9選

まずご紹介するのは、趣味を仕事にしたい方におすすめの資格です。

今まで仕事や育児・介護を頑張ってきたから、これからは第二の人生楽しみたい方。
趣味でも、資格を取得することで信頼度が高まり、仕事につなげられることがあります。

知識を深め、これまで以上に趣味を楽しめることもあるでしょう。
これまでの経験や知識をより深めることができる資格を9つご紹介します。

調理師

「老後は、カフェを開きたい」
「レストランを開くのが夢」
料理やコーヒー好きの方で、そのような夢をもっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

飲食関係で必須の資格が、「調理師免許」です。

調理師免許の受験資格は、「飲食店や学校・病院の給食施設など調理師法施行規則第4条に定める施設で2年以上調理
業務に当たっていること」。
もしくは「厚生労働大臣指定の調理師養成施設に入学・卒業すること」です。

過去に飲食関係の仕事をしたことがない方は、すぐに免許を取得することはできません。
1年の在学で取得できる学校もあるため、早く開業したい方は、学校に通うことをおすすめします。

手芸アドバイザー

手芸が趣味で、洋服や小物、ぬいぐるみなど手作りするのが好きな方におすすめの資格が、「手芸アドバイザー」です。

手芸が好きといっても、専門の学校で学んだ方はそれほど多くないでしょう。

我流で行うのではなく、本格的な知識を身につけて作った作品は、ネットやフリーマーケットなどで販売もできます。
手芸店や雑貨店での勤務にも役立ちます。
また資格取得後は、カルチャースクールやご自宅での講師活動も可能です。

手芸アドバイザーの資格は、学校に通う必要はなく通信教育で学ぶことが可能です。
集中的に学べば、最短1ヶ月での取得も夢ではありません。

フラワーアレンジメントデザイナー

ご自宅の庭でお花を育てている方や、生け花が好きな方もその趣味を活かせる資格があります。

「フラワーアレンジメントデザイナー」は、フラワーアレンジメントに関する知識を保有していることを認められる資格です。

生花店以外にもウェディング業界やインテリア業界での勤務や、フラワーアレンジメントの教室を開くといった仕事の仕方も考えられ
ます。
こちらも通信教育で学べるため、自分のペースで学習を進められます。

風水鑑定士

部屋の配置換えや方角を意識することで、よりよい生活環境を作るお手伝いをする「風水鑑定士」。

住宅やインテリア関連の仕事では、お客様に風水的な観点からアドバイスができるようになります。
また、フリーランスで活動する方や、ほかの占いの知識とあわせて風水を活用する方もいらっしゃいます。

占い好きな方や、人と接することが好きな方におすすめの資格です。

介護食マイスター

料理に自信がある方におすすめの資格は、「介護食マイスター」。

「介護食マイスター」は、介護食に関する基本的な知識を有していることを証明する資格です。
介護食の種類や介助の手順などが身につきます。

取得した資格は、介護施設で役立つだけでなく、家族の介護が必要になった場合にも知識を使えます。

住まいアドバイザー

建築に興味がある方には、「住まいアドバイザー」の資格はいかがでしょうか。

建物や建築材料に関する知識が認められる資格で、不動産関係や住宅関連の仕事では、その知識を活かして仕事ができるで
しょう。
知人や家族が家を建てるときにも、アドバイスできそうです。

犬・猫ペットブリーダー

在宅時間が増えたことで、ペットを飼う方が増えています。

「犬・猫ペットブリーダー」は、犬・猫の繁殖や改良に関する基礎的な知識から、ブリーダーの開業方法・健康管理の方法などが身につく資格です。
動物好きな方や、子育てが一段落した方などにおすすめです。

カラーセラピー

インテリアやおしゃれで気を遣うのは色の組み合わせ。

「カラーセラピー」資格は、色の効果や原理を学び、さまざまな分野で活用できる資格です。
ファッションやインテリア関係の仕事だけでなく、カラーセラピストとして独立し、相談者の心身をよい方向へ導くお手伝いをする方も
いらっしゃいます。

いくつになってもおしゃれを楽しみたい方におすすめの資格です。

製菓アドバイザー

個人で開業するなら調理師免許が必要ですが、開業はしないまでもカフェやレストランで働いてみたい方もいらっしゃるでしょう。

そのような方におすすめなのが、「製菓アドバイザー」です。
主に洋菓子に関する知識を問われ、資格取得後はカフェや洋菓子店でその知識が活かせます。
また、講師活動も可能です。

60歳からの仕事探し】バリバリ働きたい女性におすすめの資格4選

次は、「まだまだバリバリ働きたい!」と意欲を持つ女性におすすめの資格を、4つご紹介します。

それぞれの資格にあった職業もご紹介しますので、参考にしてください。

日商簿記

「日商簿記」は、経理事務の経験があるならば取得済の方も多い、非常に人気のある資格です。
就職活動でアピールするのであれば、やはり2級はとっておきたいものです。

日商簿記は経理以外にも、幅広いジャンルの仕事に役立ちます。

簿記2級は、財務諸表を理解できるだけの知識があることの証明。
銀行や証券会社といった金融関係、コンサル関係・商社などは、簿記2級程度の知識はもっていたい職種です。

このような業界での仕事を希望する方は、ぜひ取得しておきましょう。

登録販売者

販売や接客など、人と接する仕事が好きな方は「登録販売者」の資格取得がおすすめです。

登録販売者とは、薬剤師の代わりに一般用医薬品の販売ができる資格。

販売できるのは、第2類医薬品と第3類医薬品です。
第1類医薬品の販売ができるのは、薬剤師のみですが、第2類医薬品と第3類医薬品だけで一般用医薬品の9割以上を
占めているため、ほぼすべてを扱えることになります。

お客様から医薬品についての相談があった場合にも対応でき、人と接することが好きな方に向いている仕事です。

最近ではドラッグストアだけでなく、スーパーや家電量販店などでも医薬品を扱っており、薬剤師が不足する今、非常に需要があり
ます。

培ってきたコミュニケーション力を活かしたい方は、取得してみてはいかがでしょうか?

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

これまで親の介護をしてきた経験を、同じような業界で役立てる方もいらっしゃいます。
そのような方におすすめの資格が、「介護職員初任者研修」です。

介護職員初任者研修は、介護資格の中でもまず初めに目指す資格。
介護職未経験の方でも受験できるため、就職活動前に取得しておくと有利になります。

介護職員初任者研修は、各都道府県の指定を受けた事業者が実施する研修を130時間受講することで受験資格が得られ
ます。
試験はほぼ100%が合格できるといわれており、しっかり勉強しておけば問題ありません。

研修は通学と通信形式があり、最短で1ヶ月程度で修了できるものもあります。
ご自身のペースで受講できる講座を選びましょう。

ただし、介護職員初任者研修は、各スクールで費用が異なります。
複数のスクールで行われているため、いくつか案内を取り寄せて比較してみることをおすすめします。

社会保険労務士

「社会保険労務士」とは、社会保険や労働に関する知識を有していることが認められる資格です。

厚生年金や社会保険などの書類作成や、就業規則の作成などが主な仕事となります。

国家資格で合格率も低く非常に難関資格といわれますが、取得後は社労士事務所だけでなく、一般企業の人事や総務部・社
労士以外の士業の事務所・独立など幅広く活躍できます。

労働問題や経営のコンサルティングなどを行うこともあり、人と接することが好きな方、誰かの役に立ちたい方におすすめの資格です。

60歳から仕事をする女性が増えている

近年、女性の平均寿命が85歳を超え、60歳を過ぎても現役で働く女性が増えています。

2022年2月に総務省統計局より発表された労働力調査によると、60歳以降の女性の就業率は、年々増加傾向にあります。
  55〜59歳 60〜64歳 65〜69歳 70〜74歳 75歳以上
2011年 62.1% 44.2% 27.1% 16.6% 5.2%
2016年 69.3% 50.8% 33.3% 18.8% 5.6%
2021年 73.0% 60.6% 40.9% 25.1% 7.0%
総務省統計局|2021年(令和3年)平均結果の概要 一部抜粋
(https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/index.pdf)

さらに、2021(令和3)年4月からは、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)の一部が改
正され、各事業所へ65歳までの雇用確保(義務)と、以下の措置を講ずる努力義務が新設されました。

①70歳までの定年引き上げ
② 定年制の廃止
③ 70歳までの継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入
(特殊関係事業主に加えて、他の事業主によるものを含む) など

一部抜粋:厚生労働省|高年齢者雇用安定法改正の概要 改正のポイント
(https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000694689.pdf)

これにより、60歳以上の女性もこれまで以上に仕事の幅が広がり、長く就業できるようになることが予想されます。
しかし、なぜこれほど60歳からも仕事をする方が多いのでしょうか?

仕事をする理由

60歳を過ぎても、女性が仕事をしたいと考える理由はいくつか考えられます。

将来の不安だけでなく、人との関わりを持っていたいなど前向きな理由もあるでしょう。
その理由によって、どの程度の時間を仕事に費やすのか?どのような仕事を選ぶのかが決まってきます。

年金だけでやっていけるか不安

今後、ますます物価の上昇が懸念される中、年金だけでやっていけるのか?と不安を抱える方も多くいらっしゃいます。

実際、令和2年度末時点で、厚生年金保険・国民年金の平均月額は次のようになっています。

  厚生年金保険(第1号) 国民年金
平均年金月額 146,145円 56,358円
参考:厚生労働省年金局|令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況 都道府県別老齢年金受給者数及び平均年金月額
(https://www.mhlw.go.jp/content/000925808.pdf)

今までの収入と比べ心もとないと感じ、これまでの会社で再雇用してもらう、または再就職される方もいらっしゃるようです。

人と関わっていたい

長年にわたり仕事をしてきて急に仕事を辞めてしまうと、人と接する機会が少なくなってしまいます。

誰かと会話することや協力して仕事をすることを楽しみに仕事をしていた方は、これからも継続して仕事をしたいと考えるでしょう。

お金のことはそれほど心配しておらず、身体に負担のない範囲で、楽しみながら仕事をしたいタイプです。

空いた時間を有効に使いたい

これまでフルタイムで働いて充実していたものの、定年退職して時間が空いて寂しく感じる方は多いようです。
その時間を有効活用したいと、新たな仕事にチャレンジしようと考える方もいらっしゃいます。

無理に働く必要はないため、楽しんでできる仕事を負担にならない程度に、パートや時短勤務などで働く方もいらっしゃるようです。

60歳からでも働ける求人

では実際、60歳を超えていても求人はあるのでしょうか?
Web上で募集している求人を見ると、以下のような職種で60歳以上の方の募集を見つけられます。

<60歳以降も歓迎の求人>
・介護職
・保険会社営業
・事務
・軽作業
・タクシー運転手
・清掃スタッフ など

これらの共通点は、特別な資格がなくてもできることと、比較的体力的負担が少ない業種が多いこと。
やはり年齢的なことを考慮し、無理のない範囲でできる仕事をすすめられることが多いようです。

しかし中には、「もっとバリバリ第一線で働きたい!」と考える方もいらっしゃるでしょう。

では、60歳からでも採用してもらえる仕事は、どのように探せばよいでしょうか?
次は、女性が60歳からでもできる仕事探しの方法をご紹介します。

女性が60歳から仕事探しをする方法

女性が60歳を過ぎてから仕事を探すのは簡単ではありません。
なるべく効率よく仕事を探すためには、次にご紹介する方法がおすすめです。

<60歳以上の女性におすすめの求職方法>
・ハローワーク
・無料の求人情報誌
・Webサイト
・シルバー人材センター

おすすめの理由をひとつずつご紹介します。

ハローワーク

「ハローワーク」は、出張所を含めて全国に500ヶ所以上あります。
その中の300ヶ所に、「生涯現役支援窓口」が設置されています。

生涯現役支援窓口は、とくに65歳以上の求職者に対し再就職支援を行うもので、実際にこれまでとはまったく違う職種での就
職を実現させた例もあります。

もちろん、窓口のないハローワークで仕事を探すことも可能です。
就職についての相談もできるため、仕事に不安のある方はおすすめの求職方法です。

無料の求人情報誌

コンビニエンスストアや駅などで無料配布されている求人情報誌も、60歳からでも可能な求人募集が掲載されています。

ただし、情報量がほかの求人と比べ少ない欠点があります。
気になる求人があれば、問い合わせて確認してみましょう。

また、新聞の折り込みでも求人広告を見つけられます。
折り込み広告は地元の求人に特化しており、近場で仕事をしたい方におすすめです。

Webサイト

Webサイトで求人を探す場合、大きく分けて「求人サイト」と「求人検索エンジン」があります。

  特徴
求人サイト ・保育士やエンジニアなどに特化したサイトもある ・マイナビ転職
・バイトル など
求人検索エンジン ・求人件数が豊富
・サイトごとに検索する手間がない
・indeed
・求人ボックス など

検索エンジンは、GoogleやYahoo!などのようにネット上の情報を検索するプログラムのことです。
中でも求人に特化したものを「求人検索エンジン」といいます。

求人検索エンジンは、ネット上の求人(求人サイト・自社サイトの求人など)をまとめて見られるため、より多くの求人情報をチェッ
クできます。

求人サイト・求人検索エンジンともに、職種・会社名などのキーワードと希望の勤務地を入力することで仕事が見つけられます。
画像や現役社員のコメントなど、多くの情報を仕入れられるため、自分の理想と合っているか確認しやすいメリットがあります。

シルバー人材センター

「シルバー人材センター」とは、60歳以上の健康で働く意欲のある方を会員とし、仕事の提供をする施設です。
各市区町村に分かれ、独立して運営されています。

一般家庭や企業・公的機関などから仕事の依頼を受けたシルバー人材センターが、会員に仕事を紹介し就業する形態です。

仕事の内容は、家事手伝いや一般事務・販売・手芸品の作成など多岐にわたります。

常に決まった仕事があるわけではないため、一定の報酬を必要とする方には不向きですが、自分の経験や知識を活かし、誰かのために働きたいと考える方にはおすすめです。

お近くのシルバー人材センターは、「公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会」で調べられます。

まとめ

女性にとって60歳からの仕事探しは、決して楽なものではありません。
しかし、有用な媒体で探せば、シニア層でも十分就職は可能です。

よい仕事に就くためには、無理をせずこれまでの経験を活かせるような職種を探すことがポイントです。
もしやりたい仕事があるようなら、資格の取得も役立つでしょう。

資格取得や新しい仕事へのチャレンジは今からでも遅くはありません。

ぜひ第二の人生を楽しめるよう、ご自分に合った仕事を見つけてください。