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NOW SARA COLUMN
将来困らないように、稼げる資格を取得したいと考える女性は少なくないのではないでしょうか?

資格の中にはゼロからでも取得でき稼げる仕事につながるものもあります。
社会人の方や主婦の方も、本業や家事などと並行して効率よく資格取得学習をすることで可能性が広がります。

勉強時間別に解説しているため、現在の仕事の状況と照らし合わせながら参考にしてください。

最短1~3カ月で取得可能な女性が稼げる資格

「なるべく早く資格を取得して転職活動を始めたい!」
「早く取れる資格で収入アップを目指したい」
このように考えている方へ、最短1~3カ月で取得を目指せる資格をご紹介します。

カラーコーディネーター

カラーコーディネーターはアパレル・メイク・デザイン関連の仕事で役立つ資格です。
3級から1級までありますが3級は趣味程度でも取得可能なため、就職を有利にしたいのであれば2級か1級の取得がおすすめです。

2級から勉強を始めるとしても、3級での知識は必須のためまずは3級の勉強から始めましょう。
3級は1日1~2時間程度、1カ月程度の勉強時間で取得できます。

検定試験用のテキストを購入し、重要なポイントを何度も読み返して勉強しましょう。
3級に合格できれば2級の勉強時間も減らせます。

3級の知識がない場合2級の勉強時間は1日2~3時間程度で4~5カ月かかりますが、3級の知識があれば1日2~3時間程度で3カ月あれば合格を目指せるでしょう。

資格を取得したからといってすぐに稼げるわけではありませんが、2級・1級を取得していれば就職に有利になります。
アパレル・広告・美容・Webデザインなどの分野で活躍したい人は、取得しておくとよいでしょう。

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターとは、住宅や店舗・オフィス・公共施設のインテリアを注文に応じてアドバイスする職種です。
マイホームの建築時にインテリアコーディネーターと相談して内装を決めることもあり、さまざまな場所で活躍できます。
大手の企業に就職することも、独立することも可能です。

インテリアコーディネーター資格の勉強を初めてする人は、最低でも300時間程度の勉強時間が必要です。
1日3~4時間確保できれば、3カ月での合格が目指せます。

独学や通信講座でも勉強できますが、勉強時間が確保できなければ難しいでしょう。
特に独学では内容を理解するのに時間がかかるため、通信講座などの受講がおすすめです。

また、インテリアコーディネーターの試験は1次試験と2次試験があります。
1次試験は試験範囲が広く、暗記箇所も多いです。
マークシート方式とはいえ、重要な単語の暗記や内容の理解が必要になります。

2次試験は1次試験よりも難易度が上がり、論文と製図のプレゼンテーションが試験内容になっています。
製図を中心とした勉強はもちろん、プレゼンテーションが苦手な人は入念な対策が必要です。
論文が苦手な方は、文章の正しい書き方から学んでみましょう。

薬事法管理者

薬事法管理者とは、薬機法(旧薬事法)に関する管理を行う人のことをいいます。
薬機法について学んでいれば「薬機法に強い○○」と名乗ることもできますが、薬事法管理者を名乗るには資格を取得しなければなりません。

薬事法管理者が活躍するのは、健康食品・化粧品・ヘルスケアにかかる仕事です。
これらは医薬品ではないため、「○○の効果がある」「○○が治る」などの表現をしてはいけないというルールがあります。
そのような表現をした場合、「虚偽又は誇大広告の禁止」に触れてしまうでしょう。

健康食品・化粧品・ヘルスケアの業界ではもちろん、その分野のWebライターとして仕事をするのであれば薬機法に関する知識が必要です。
薬機法違反になると多額の補償金などが請求されます。
そうしたリスクを避けるためにも、これらのコンテンツや販売サイトを製作する際には薬事法管理者資格が求められるというわけです。

健康食品・化粧品・ヘルスケアの業界で働いていればスキル・キャリアアップにつながり、フリーランスで仕事をしている方は新規案件の獲得や文字単価のアップにもつながります。

薬事法管理者の合格率は50%程度です。
しかし薬事法有識者会議のeラーニング講座の受講が認定試験の受験資格としてあるため、独学で学んで試験に挑むことはできません。
しっかりと試験対策できる講座の受講が必須であることも、合格率が50%に達する理由でしょう。

学習期間は最短3カ月、受講期間は1年です。
自分のペースで学習しながら合格を目指すとよいでしょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級

ファイナンシャルプランナーはお金の取り扱いに関するプロです。
一番低い3級であれば、2~3カ月程度の勉強時間で取得が目指せます。

3級の試験科目は以下の6科目です。
・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続・事業承継

3級は難易度が低く、合格後すぐに収入アップにつながるわけでもありません。
しかし、2級を受験するには3級の合格が必要となります。
3級の取得は2級を取得するために必要な資格と考えておきましょう。

3カ月~半年で取得可能な女性が稼げる資格

次は、3カ月から半年の勉強期間で取得可能な、女性が稼げる資格についてご紹介します。
それなりの時間をかけて取得する資格のため、試験内容は簡単ではありません。

一発合格を目指すためには、勉強時間を確保して学びましょう。
また独学でも合格は目指せますが、効率よく勉強するのであれば通信講座の受講がおすすめです。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級

ファイナンシャルプランナー2級以上を持っていれば、就職や転職に有利になります。
金融・保険・不動産業界などへの就職・転職・キャリアアップを目指しているのであれば、ファイナンシャルプランナー2級の取得がおすすめです。

勉強時間の目安は150~300時間、1日2時間ほど勉強するなら3~5カ月程度が必要となります。
決して無理な時間ではないため、仕事や家事・育児などとバランスを取りながら取得を目指せます。

2級の試験科目は以下の6科目です。
・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続・事業承継

法人のファイナンシャルプランニングも含まれ、3級の試験内容と比べて専門的な内容が含まれます。
学科はマークシート形式、実技は記述式です。

調剤薬局事務

調剤薬局事務は、薬局で活躍する事務職です。
患者様から処方箋を受け取り、保険証とお薬手帳の確認・薬剤師への処方箋の手渡し・会計・見送りをします。
従来であればこの工程すべてを薬剤師が行いますが、調剤薬局事務の担当がいれば薬剤師の負担を減らせるでしょう。

調剤報酬明細書の作成や会計も業務に含まれます。
書類や会計に不備がないよう、薬価基準や点数早見表についての知識を深めておく必要があります。

学習期間は3カ月から半年程度です。
受験資格に実務経験が含まれておらず、未経験者でも受験しやすいことも魅力でしょう。

調剤薬局は病院やクリニックのすぐそばに点在しており、自宅のすぐそばにもあるかもしれません。
調剤薬局事務の資格を取得し、自宅近くの調剤薬局への雇用が決まれば、通勤時間が短縮できるほか家事・育児との両立も十分目指せます。

調剤薬局事務は難易度が比較的低く、職場も豊富です。
働く時間も融通が利きやすいため、プライベートと仕事を両立させたい方にはおすすめの資格といえるでしょう。

歯科助手

歯科助手は、歯科医院で働きたいのであればぜひ取りたい資格です。
資格なしでも歯科助手として働くことは可能ですが、資格があればブランクがある場合や転職の際に役立ちます。
通信講座も豊富にあるため、サポート体制などを確認しながら受講しましょう。

なお、歯科助手資格試験にはいくつか種類があります。
主催する団体が異なれば試験内容も異なるため、目指したのではない資格の勉強をしないよう注意しましょう。

【歯科助手資格試験と受験資格】
・歯科助手資格認定:指定の認定教育機関のカリキュラム修了
・歯科 医療事務管理士:なし
・歯科医療事務検定:なし
・歯科助手検定試験:なし

標準的な学習期間は5カ月程度です。
効率よく勉強するためにも、通信講座の受講をおすすめします。

介護福祉士

介護業界での活躍を目指すのであれば、介護福祉士の取得がおすすめです。
多くの介護施設では有資格者に資格手当が付きます。
また、介護福祉士として5年以上で900日以上従事すれば、ケアマネージャーの受験資格も得られます。

働きながら介護福祉士を目指すのであれば、以下のルートの選択がおすすめです。

【実務経験ルート】
実際に介護の現場で働きながら、介護福祉士の資格取得を目指すことは可能です。
最近では資格取得のための指導をしている現場も多く、資格を取りやすい環境が整っているともいえます。

実務経験ルートでの受験資格は以下の2つです。
・介護の現場で3年(1,095日)以上、かつ540日以上従事している
・実務者研修の講座を修了している

実務者研修は全国のスクールで開講されているものに参加するか、通信講座の受講もおすすめです。

受験資格を得るまでに時間はかかりますが、勉強時間の目安としては250時間といわれています。
1日2時間勉強すると仮定すれば5カ月ほどです。
現在介護の現場で働いている方は、勤務状況に合わせて勉強時間を調節してみましょう。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産業界で需要のある資格です。
略して宅建士とも呼ばれています。

勉強時間は300~400時間ほどと言われています。
1日の勉強時間を約2時間とし、試験の約半年ほど前から勉強を始める方も多いようです。

受験科目は以下の5つです。
・権利関係(民法等)
・宅建業法
・法令上の制限
・税その他
・免除科目

受験資格は特になく、しっかり勉強できれば主婦でも学生でも独学で取得できる資格です。
育児などでブランクがあっても、女性が再就職する際には有利な資格になります。
独学での合格も目指せますが、効率よく勉強するには通信講座の受講がおすすめです。

基本情報技術者

IT業界でエンジニアとして活躍したいのであれば、基本情報技術者の資格がおすすめです。
特にこの資格はIT関連資格でも非常に有名な国家資格でもあります。

試験にはIT業界で働く上で必要な知識などが幅広く出題されます。
試験は午前と午後に分かれており、内容は以下の通りです。

【午前試験】
・基礎理論
・コンピュータシステム
・技術要素
・開発技術
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム戦略
・経営戦略
・企業と法務

【午後試験】
・ソフトウェア・ハードウェア
・データベース
・ネットワーク
・情報セキュリティ
・データ構造及びアルゴリズム
・ソフトウェア設計
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム戦略
・経営戦略・企業と法務

出典:IPA情報処理機構 試験要綱
(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_8.pdf)

1年以上の勉強で取得可能な女性が稼げる資格

1年以上の学習期間が必要な資格は、ほとんどが国家資格です。
これからご紹介する資格はすべて国家資格であり、取得すれば一生ものの資格になります。

学習期間が1年以上となるとかなりの根気が必要ですが、大幅なキャリアアップだけでなくやりがい・夢の実現につながりますので、ぜひ挑戦してください。

看護師

看護師は医療系の資格の中でも人気が高いです。
看護学生といえば19~22歳の若い人が連想されますが、社会人からでも取得を目指せる免許でもあります。

社会人から看護師を目指す場合、看護短期大学・看護専門学校に通うか大学の看護学科に進学するルートがあります。
大学は4年制で看護短期大学と看護専門学校は3年制です。
この中でも最短ルートとなるのは、正看護師課程のある専門学校でしょう。

そのほかには、准看護師免許取得後に通信制の看護専門学校に入学し、正看護師免許を取得するルートもあります。
准看護師の資格を2年の専門学校で取得し、准看護師として7年の実務経験を得たのちに通信制の看護学校へ入学する方法です。
このルートはかなり時間がかかるため、社会人から目指す方には不向きでしょう。

社会人から看護師の免許取得を目指すのであれば、大学もしくは3年制の看護短期大学・専門学校への進学がおすすめです。

令和元年賃金構造基本統計調査によれば、女性看護師の所定内給与額や年間賞与等は以下の通りです。

単位:千円
看護師(女) 経験年数計
所定内給与額 年間賞与その他特別給与額
301.8 814.0
20〜24歳 254.1 468.2
25〜29歳 284.7 749.0
30〜34歳 297.6 780.5
35〜39歳 298.5 833.8
40〜44歳 316.2 907.6
45〜49歳 323.9 994.9
50〜54歳 331.2 997.9
55〜59歳 336.2 958.2
60〜64歳 294.7 710.2
65〜69歳 270.5 471.6
70歳〜 275.8 511.0
出典:令和元年賃金構造基本統計調査

社会労務士

社会労務士とは、社会保険労務士法に基づいた国家資格者のことです。
略して社労士とも呼ばれています。

社労士は、労務や社会保険に関する法令を熟知した上で、事業の健全な発達と労働者の福祉の向上を目指す業務を行う、人事の分野の専門家です。
具体的な業務としては、労働社会保険手続き・年金相談・労務管理の相談指導・紛争解決手続き代理・補佐人として弁護士と共に訴訟の対応にあたります。

社労士は、企業で「勤務社労士」「企業内社労士」として働く方と、独立してフリーランスとして働く方がいます。
難関国家資格のため、試験の講師として働いている方もいらっしゃるでしょう。

社労士資格取得のための勉強時間は、800~1,000時間です。
1~3月から翌年の試験合格を目指す場合、1年半の学習期間が必要になります。
4~6月から勉強を開始すれば、約1年3カ月となります。

独学でも合格は目指せますが、効率的な学習やモチベーションの維持、最新情報への対応が難しいため、通信講座や予備校の利用がおすすめです。

社労士の資格を取得してキャリアアップを目指している方は、年収が最も気になるポイントではないでしょうか。
厚生労働省が調査した令和元年賃金構造基本統計調査によれば、女性の社労士の所定内給与額と年間賞与その他特別給与額は以下のようになっています。

単位:千円
社会保険労務士(女) 経験年数計
所定内給与額 年間賞与その他特別給与額
271.4 905.9
30〜34歳 167.3 605.0
35〜39歳 302.7 901.6
40〜44歳 282.2 601.9
45〜49歳 279.2 637.9
50〜54歳 276.5 1573.6
55〜59歳 285.0 1914.8
出典:令和元年賃金構造基本統計調査

経験年数別では、1~4年の所定内給与額は211,200円、年間賞与等は421,900円です。
10~14年の経験であれば所定内給与額は315,700円、年間賞与等は1,050,900円となっています。

公認会計士

公認会計士とは、医師・弁護士と並ぶ三大国家資格の一つです。
公認会計士は会計分野の最高峰資格であり、監査業務という独占業務があります。

独占業務である監査業務とは、「財務諸表監査」を指します。
これは売上・費用・利益など企業の経営成績や資産・負債・純資産など企業の財産状況をまとめた書類・電子データが適正かどうかを監査することです。

公開された財務諸表で投資家会社の状況の情報を収集し、株を買います。
したがって、財務諸表が公開されなければ株が買われず、資金調達ができないということです。

公認会計士を目指すには、勉強時間が3,000~5,000時間といわれています。
仕事をしながら勉強するのであれば、平日3時間・休日8時間の勉強で2~3年かかるでしょう。
さらに3次試験である終了考査を受けるためには2年間の実務経験と3年間の補修所での講習受講が必要です。
公認会計士の認定を目指すのであれば、そのプロセスも理解しておきましょう。

【公認会計士になるまでの流れ】
①短答式試験(1次試験)
②論文式試験(2次試験)
③会計に関する職業への就職
④2年間の実務経験と3年間補修所での講習
⑤終了考査(3次試験)
⑥終了考査合格後認定

大学在学中に合格した方の中には、夜間に専門学校へ通った方もいます。
こうした難易度の高い国家資格は「効率的な学習」と「質問できる環境」が重要なため、専門学校や通信講座の受講がおすすめです。

令和元年賃金構造基本統計調査によれば、公認会計士として勤務する場合、女性の所定内給与額や年間賞与等は以下のようになっています。

単位:千円
公認会計士・税理士 経験年数計
所定内給与額 年間賞与その他特別給与額
323.8 771.5
20〜24歳 226.4 704.3
25〜29歳 261.5 687.1
30〜34歳 303.1 695.2
35〜39歳 319.3 958.4
40〜44歳 382.1 1030.7
45〜49歳 377.0 812.1
50〜54歳 238.2 466.6
55〜59歳 217.6 418.3
60〜64歳 426.6 689.0
65〜69歳 510.0 2550.0
70歳〜 252.4 209.2
出典:令和元年賃金構造基本統計調査

【その他】女性が稼げる資格

これまでご紹介してきた資格は、勉強すれば取得が目指せるものでした。
しかしそれ以外にも、条件をクリアすれば取得が目指せる資格があります。

この章ではそのような条件が必要な資格を2つご紹介します。
どちらも女性が有資格者として活躍しており、収入アップやキャリアアップが十分に目指せる資格です。

MR(医療情報担当者)

MRとは医療情報担当者のことです。

MRは法律で「医薬品の適正な使用に資するために、医療関係者を訪問すること等により安全管理情報を収集し、提供することを主な業務として行う者をいう」と定義されています。
引用:「医薬品等の製造販売後安全管理の基準に関する省令」(厚生労働省令第135号)

つまり、有資格者でなくてもそのような業務に従事していればMRになることは可能です。

未経験からの挑戦も可能ですが、受験には半年以上の製薬会社勤務が必要です。
「製薬会社への入社」をクリアすれば順調に目指せますので、まずは就職活動をしましょう。

先述したように、資格を持っていなくてもMRにはなれます。
しかし、MR認定試験に合格しMR認定証を持っていないと入れない病院があったり、大きい病院を担当させてもらえなかったりすることがあるようです。
そのため製薬会社は、新入社員に研修や合宿などの座学を通して資格取得に向けた教育を行います。

MR認定試験に合格するための勉強時間は3週間という意見もありますが、会社の研修期間や合宿の有無により前後するでしょう。
4月に入社して10月の試験までずっと勉強するため、仕事と両立しながらの学習になります。
「〇週間で合格できた」という方は試験直前に詰め込んで勉強しているため、そうした勉強法が心配な方は試験日に合わせてしっかりとスケジュールを組みましょう。

また、中途入社は新卒入社の社員と比べて認定試験合格へのサポートが期待できないこともあります。
中途入社の社員には即戦力が求められており、入社時期が固定されていないためスケジュールが組みにくいからだと考えられます。
中途入社の場合は、自分でスケジュールを組み勉強時間を確保しなくてはいけないと考えておきましょう。

管理栄養士

管理栄養士とは、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格を指します。
医療の現場や学校給食、スポーツ、社員・学校食堂、行政、地域活動、福祉(高齢者・障害者・児童)、研究・教育機関などの現場で活躍できるでしょう。

管理栄養士になるには、以下のようなルートがあります。

【管理栄養士になるためのルート】

管理栄養士 引用:公益社団法人日本栄養士会

管理栄養士の免許を取るには、まず栄養士の免許取得が必要です。
まずは管理栄養士養成施設または栄養士養成施設の課程を修了し、栄養士の免許取得を目指しましょう。

栄養士養成施設ルートでは、管理栄養士の受験資格を得るために実務経験が必要です。
管理栄養士養成施設を経るルートでは、管理栄養士の受験資格を得るための実務経験は必要ありません。

未経験で働きながら管理栄養士を目指したい方もいるかもしれませんが、管理栄養士になるための通信講座も夜間学校もありません。
修業年数2年で実務経験を積もうか、修業年数4年ですぐに受験資格を得ようか悩むことでしょう。
学費が気になるのであれば教育訓練給付金制度もありますので、利用を検討している方はハローワークに確認してください。

なお、令和元年賃金構造基本統計調査によれば、女性の栄養士の所定内給与額や年間賞与等は以下の通りです。
どちらのルートで資格取得を目指すか迷った際の参考にして下さい。

単位:千円
栄養士(女) 経験年数計
所定内給与額 年間賞与その他特別給与額
233.2 608.1
20〜24歳 198.1 307.9
25〜29歳 216.3 586.8
30〜34歳 231.9 627.4
35〜39歳 235.6 601.2
40〜44歳 257.6 257.6
45〜49歳 265.1 819.9
50〜54歳 282.1 861.2
55〜59歳 279.8 782.9
60〜64歳 239.8 722.6
65〜69歳 194.6 135.7
70歳〜 234.5 441.6
出典:令和元年賃金構造基本統計調査

稼いでいる女性がしていること

難易度の高い資格を持っていたとしても、必ずしも年収がアップするわけではありません。
「稼げる女性になるためにはどうしたらよいの?」とお困りの方のために、稼いでいる女性がしていることについてまとめました。
現在の自分の状況と照らし合わせ、可能な限り実行するとよいでしょう。

挑戦し続けている

資格の有無にかかわらず、仕事に対して意欲があり挑戦し続けているのであれば、必然と周りの評価もアップします。
保守的な職場であれば浮くかもしれませんが、もし挑戦していることが会社の利益につながるのであれば、評価もがらりと変わることでしょう。

一番重要なのは、意欲の有無です。
「言われたことだけやればよい」「言われてないからしない」との姿勢では、「やる気のない人」と見られてしまうことでしょう。
むしろ欲を出して「あの仕事にもこの仕事にも挑戦したい」と思って行動すれば、周りも「やる気があるからやらせてみよう」と手を差し伸べてくれます。

固い意志がありながら人の意見に耳を傾けられる

固い意志はあるものの、人の意見に耳を傾けられる人はクオリティの高い仕事ができます。
「意地を通せば窮屈だ」といいますが、人の意見に流されてばかりなのも問題です。

最近の採用選考では、「グループディスカッション」を取り入れる企業も多くなりました。
これは個人の提案力や発想力を見るためでもありますが、チームとして一つの目標に進むための協調性も問われています。

また人の意見を聞く力は、「傾聴力」といわれます。
これはコミュニケーションスキルの一つであり、人間関係を円滑にするスキルです。
傾聴力を身に付ければ同僚や部下とよい関係を築けるほか、クライアントの信頼獲得にもつながります。

固い意志と人の意見に耳を傾けられる傾聴力。
この2つをバランスよく持っていれば、チームで仕事をする際ハイクオリティな結果が期待できるでしょう。

自分がよいと思ったことには自信を持ち、さらに質を高めるため人の意見も取り入れようと考えると、バランスを保てそうです。

クオリティが高くスピード感のある仕事ができる

「早くて質が高い仕事ができる人」はどの職場においても重宝されます。
スケジュールや出来上がった仕事の質に、不安を感じることがないからです。
社内での評価につながれば、昇進も収入アップも期待できます。

またクオリティが高くスピード感のある仕事ができれば、信頼も勝ち取れることでしょう。
直接クライアントとやり取りする担当者になれば、クライアントからの評価にもつながります。
そうすると新規の案件の相談を受けることも可能になるでしょう。

これは一般企業ではもちろん、フリーランスとして働く際にも重要なスキルです。
納期よりも早く納品でき、かつ質が高ければよいパートナーとして長期の契約も結べるでしょう。
早く仕事が終われば追加で別の仕事を受注できるため、自然と収入アップにつながります。

目先の利益ではなく世の中への貢献度を考える

営業や接客業界でよく言われることですが、「お客様が何を求めているかを感じ取り、問題解決のためにできることをする」思考パターンも、成績を上げる一つの手法です。

例えば、何かの商品を販売するとします。
「とにかく売らなきゃ」と思っているとお客様のニーズに合わせた営業ができず、成績も上がりません。
営業目的であることが丸わかりで、相手のことなど何も考えていないことが伝わるからです。

しかし、「商品の需要がどこにあるか」「誰が必要としているか」「どんな問題が解決できるのか」をしっかりと理解し、「お客様が抱える問題を解決したい」と思って営業するとよい成績が出るケースがあります。

商品やサービスを開発するのは、お客様の悩みや問題を解決して豊かな生活を送っていただくためです。
それを忘れて目先の利益を求めると、商品やサービスは売れなくなります。

営業や接客業界以外の場合は、目先の利益ではなく世の中への貢献度を考えてみてはいかがでしょうか。
何かのサービスを提供する会社であれば「このサービスを売りたい」のではなく、「サービスを通して○○の問題を解決したい」と考えてみてください。
そうすると質のよいサービスの提供と提案ができるようになります。

自分の苦手な分野を人に頼れる

効率よく仕事をするには、自分の苦手な分野は人を頼ることも必要になります。

苦手な分野の仕事をするときは、かなり時間がかかってしまうのではないでしょうか。
例えば、「専門用語がわからないから一つひとつ調べる」「もともと興味のない分野なので流行を敏感に感じ取れない」「未経験の分野で理解に時間がかかる」などです。

こうした仕事は得意な人に任せましょう。
稼げる女性は「どんな仕事でもできる女性」ではありません。
苦手な分野の仕事は効率が悪くなるため、ためらわずに人に頼りましょう。

プライベートで得た情報を仕事に活かせる

仕事のオン・オフを重視する方もいますが、プライベートで得た情報を仕事に活かす方もいます。
例えばプライベートで知った流行や見聞きしたことを仕事に活かす、常にアイデアを練る、などです。
漫画家などのクリエイティブな職業の方が、日常生活からネタを作り上げるのに似ています。

プライベートで情報を得る方法には、「ニュースや流行のチェック」「人との会話」「SNS」などがあります。
例えば、とある企業の社長のSNSをチェックしていれば、会社の業務に関わる新情報が得られるかもしれません。

仕事とプライベートを完全に分けたい方もいます。
定時であがった後は仕事のことは一切考えず、自分の趣味などに没頭するのも人によっては大切です。
しかし、その生活パターンはほかの情報をシャットアウトする原因になりかねず、「プライベートで得た情報を仕事に活かす」ことは難しくなるでしょう。

稼いでいる女性がしないこと

次は稼いでいる女性がしないことをご紹介します。
自分のライフスタイルを思い返しながらチェックしてみましょう。

朝の時間を無駄にしない

最近は、仕事が始まる前の朝の時間にランニングする、本を読むなどの「朝活」をしている人が増えています。
そのようにして朝の時間を無駄にしない人は、仕事でも活躍する傾向があるようです。

朝活には気分が前向きになる、生活のリズムが整う、1日の時間を有効に使えるなどのメリットがあります。
そのような効果が期待できる理由には、日光を浴びることで「セロトニン」が分泌されることや、体内時計がリセットされることがあると言われています。

セロトニンはしあわせホルモンとも呼ばれ、感情や気分のコントロールなど精神の安定に関わる神経伝達物質の一つです。
日光を浴びると分泌されるため、朝から前向きになりたいのであれば日光を浴びるとよいでしょう。

逆に朝の時間を無駄にしてしまうと、仕事のスイッチが入るまでに時間がかかってしまうことがあります。
そのまま終業時刻を迎えてしまい、「なんだか今日は集中できなくて効率が悪かったな」と思うこともあるでしょう。

特にフリーランスであれば仕事の効率はかなり重要になります。
スケジュール管理がしっかりできなければ締め切りに追われたり、効率よく早く仕事を終わらせていれば受注できたであろう別の仕事ができなかったりするからです。

朝起きて日光を浴びてからどのくらいで脳が活性化するかは、人によって異なるでしょう。
自分の脳が活性化するルーティンを確立し、朝の時間を無駄にしないようにすれば「仕事で稼げる女性」になれるかもしれません。

会社に依存しない

ここ数年で「副業」をする人が増えてきました。
副業を解禁した会社が増えため、「同僚に副業をしている人がいる」という方もいらっしゃるでしょう。

物価が上がり続けるものの賃金が上がらないこの時代では、会社の給料だけに依存して生活するのは難しくなるかもしれません。
社会情勢に合わせて賃金がアップするような会社であれば別ですが、売上が上昇していない企業であればそれは難しいでしょう。

正社員という地位に満足せず、「もっと稼ぎたい」と考えている方は副業をしているケースが多いです。
退勤後と休日に副業をしているケースもあれば、休日だけのケースもあります。

会社の給料と副業で得た報酬・給料を合わせれば、収入が増えるのは言うまでもありません。
仕事をする時間が増えますが、十分な収入を得て生活の質を上げることもできるでしょう。

ただし、副業をする際は会社の規定に従いましょう。
情報漏洩を防ぐため、同業界での副業を禁止しているケースもあります。
もし規定に違反すれば、何らかの処分を受けるかもしれません。

まとめ

女性が稼げる資格をご紹介するとともに、稼いでいる女性がしていること・していないことをご紹介しました。

女性が稼げる資格には「就職・転職に有利なもの」「手当てがつくもの」などがあります。
興味のある資格があれば、学習期間と受験資格をチェックして挑戦してはいかがでしょうか。

転職ではなく現在お勤めの会社での収入アップを目指すのであれば、業務で役立つ資格の取得をおすすめします。
資格の取得だけでは足りない場合、「稼いでいる女性がしていること」も参考にしてみてください。

資格の取得はあくまで通過点であり、「資格を持っているから必ず条件がよい会社に雇用される」「資格を持っているから絶対に大幅な収入アップが期待できる」わけではありません。
資格の有無だけでなく、仕事への意欲やスキルも大切です。

本当に稼げる女性になるには、資格の取得だけではなく、仕事のスピードアップや仕事のクオリティを上げるための努力も欠かせません。