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在宅ナレーターのスエリリさんは、幅広く活動しており、ミセスモデル・声優としても活躍しています。

過去には、日系航空会社CA(客室乗務員)としての勤務経験があり、機内アナウンスの実力が認められ、就航セレモニーの司会を担当したことも！

今輝いている女性スエリリさんに、在宅ナレーターのお仕事にスポットをあてて、詳しく教えてもらいました！

スエリリさんへ様々なインタビューを行いました。在宅ナレーターの仕事について、詳しく知りたい方は必見です！

学生の時は秘書課に通っており、秘書検定準1級の資格を取得したのですが、秘書になるか、CAになるかで迷っていました。

初めは秘書として働いていたのですが、やはりCAへの憧れが強くなり、CAを目指そうと決めました。

その頃は、エアライン関係の就職が氷河期でなかなかCAの募集がありませんでしたが、ある時、日系航空会社のCAの募集があり、思い切って挑戦してみたら、3200名の応募の中で80名の採用に受かったんです。倍率40倍ぐらいだったので、とても嬉しかったです。

しかし、日系航空会社だったので、英語が使えない環境にコンプレックスを持ち始め、国際線のCAを目指すために、退職しました。

退職後は、結婚をし、子供にも恵まれましたため、結局、国際線のCAを目指すのは断念しました。

楽天市場でモデルの募集を拝見しまして、子育てと両立できそうと思い、応募して、モデルとして採用をいただきました。

モデルとして活動していたのですが、CA時代に機内アナウンスを行っていたスキルを活かして、ナレーターのお仕事も頂けるようになり、在宅ナレーターとして、本格的に活動することになりました。

現在、在宅ナレーターとして仕事をしています。youtubeの動画のナレーターのお仕事が多く、一人で何役もこなすこともあります。youtubeの漫画のアフレコ等も行っています。

最初、ナレーターとして活躍していた時、顔を出さずに活動していました。しかし、ナレーターとして出演していた動画の企画で、首から下だけを映して私のことを紹介するという企画があったんです。その際、視聴者の方は、私がナレーターを担当しているキャラクターをイメージして視聴されている方が多かったので、生身の人間の出演は望まれてない方が多く、そこでブーイングにあった時がショックでした。それを機に、内側も外側も美しく保とうと、日々頑張っています。

在宅ナレーターの仕事は、夜中に行うことが多いです。昼間に録音を行うと、どうしても生活音が入りやすくなるため、静かな夜に行います。23時から原稿を読み上げて、そのまま朝を迎え、朝の8時半ぐらいからお昼まで睡眠をとるというような生活になっています。

フリーで在宅ナレーターをしているので、いわば個人事業主のような状態です。そのため、仕事を自分で見つけて、どんどんオーディションに応募していかなければなりません。また、コミュニケーション能力も大事です。1回ご縁があったら、できるだけ末永くお付き合いしたいため、メールで相手を思いやる等、そういった心遣いが必要になります。このように、当初は、応募して仕事を見つけていくこととコミュニケーション能力を鍛えることが、大変でした。

どうしてもギャラが安いお仕事もたくさんあって、機会をみて交渉し、ギャラのアップを頼むことも多いです。その交渉で、何度か失敗しました。そのため、最初はとにかく我慢をして、ナレーターとして経験を積んでいくことを大事にしました。経験を積むことで、お仕事の依頼が増えていきました。

機材を変えたことで失敗したこともあります。以前、値段が高いマイクがいいのかと思い、今まで手持ちのICレコーダーで録音していたのですが、ナレーター用の値段が高いマイクに変えたことがありました。すると、依頼先から、声が変わってキンキン聞こえてしまうと言われました。ただ単に機材を良くしても駄目なんです。やはり、依頼先と密に連絡を取り合って、機材を変える際もご相談してからがよいですね。

自分の生の声を皆に褒めてもらえるということがとても嬉しいです。その醍醐味を知ってしまうと、もう天職だなと思ってしまします。出演する際はメイクをしていただくこともあり、年齢を重ねても綺麗でいられるので、それも楽しみです。

一番は睡眠不足です。夜中の作業になるので、昼夜も逆転してしまいます。

私は、元々CAだったので、最初から声優になるために学校に通って学んでいた方との差を感じる時があります。

例えば、「外郎売をやってみて」と言われて、「それは何？」となったことがあります。「外郎売」とは、専門的に学ばれた方は誰でも知っていることなのですが、「拙者親方と申すは、お立会の中に～」といった文章を言って、滑舌練習をすることなんです。声優として学ばれた方は、それをスラスラと言えてしまうのですが、私はそれ自体も知らなかったため、ショックを受けました。

そのため、専門的に学ばれた方との差を埋めるために、どうしても睡眠時間を削ってしまう傾向にあります。しかし、言い間違いはたくさんしても、最終的に仕上がる段階で完璧になっておけばいいと思って、一生懸命取り組んでいます。

ご贔屓にしていただいている仕事先から、継続して仕事を任される時が、私のスキルを認めてくださっているんだ、成長しているんだと感じます。

出演依頼の仕事は突然入る時が多く、普段は特に体重制限はしていないのですが、出演するとなると自分のポリシーとして体重制限を設けているので、その体重になるまで短期間でダイエットを行うことがあります。

また、若いナレーターの方は、やはり若くてとても綺麗な声をしていらっしゃるので、そういう方にどうしても負けたくないとつい思ってしまいます。このように大人になりきれないところがあるので、そういった面も変えていこうと努力しています。

仕事を大事にしつつ、子育ても大事にしています。子どもがまだ小さいので、一緒に寝ようと言われる時があります。そういう時は、一旦お布団に入って、20分ぐらい一緒に寝ます。そして、起きて、ナレーターのお仕事を行います。このように時間配分を工夫して、両立させています。

喉を傷めないようにしています。暖房をつける際は加湿を行うといった工夫をしています。

自分を信頼していただけて、仕事を任せられているんだと感じると、モチベーションがアップするんです。そういう気持ちを大事にしています。

TwitterやInstagramといったSNSにハマっています。フォロワーさんが増えていくと、とても嬉しいです。昨年の5月の段階で、フォロワーは10名ぐらいだったんですけど、今は1000人以上超えています。「いいね！」を押されるととても嬉しくて、相手の方の投稿へも「いいね！」を送っていると、自然とフォロワーが増えていきました。

今後は、モデル業も積極的に行いたいと思っています。自分を必要とされる仕事にどんどん挑戦していきたいです。

私は声優専門のスクールに通わないまま、ナレーターになりました。日頃行っていたのは、子供へ絵本の読み聞かせを毎日3冊することです。こういった日頃の努力からでもナレーターになることができます。どの仕事にも共通しますが、一つ一つ実績を積み上げることが大事です。 服提供　DoCLASSE