ボイストレーナーの宮島 知穂さん
宮島 知穂さんに、今頑張っている女性としてインタビューを行いました。
簡単な生い立ちをお願いします。
1979年静岡県生まれ。名古屋芸術大学音楽学部音楽教育学科卒。
2014年にムラーラミュージックオフィスを立ち上げる。
現在、多くの声優・ナレーター・アイドル・YOUTUBERなどのレッスンを担当。
この仕事・活動を始めたきっかけは何ですか?
大学卒業と同時に楽器店の音楽教室講師となり、ピアノレッスンを行っていました。
ピアノレッスンは、小さい頃の自分のイメージは練習しないと怒られるというイメージだったので、実際に自分が講師の立場になってみると、そのイメージに疑問を抱くようになりました。
悩んでいるうちに、ピアノレッスン以外に歌のレッスンも受け持つようになり、歌の楽しさに惹かれたことがボイストレーナーになったきっかけです。その後、6年後に独立し、ボイストレーニングの講師となりました。
この仕事をするまで、今までどのようなことを積極的に行っていましたか?
ピアノの弾き語りなどの活動で演奏活動を行う、NYへ短期留学へ出向く、英会話を勉強する等行っていました。音楽に関するコミュニティもこの頃に築いてきました。
仕事内容について教えてください。
ボイストレーニングのレッスン、教室の運営、講師の育成、自身のブランディングの確立等を行っています。
音声分析の装置「TAレント」について
写真に掲載しているものは音声分析の装置「TAレント」で、現在(2020年10月時点)、「TAレント」という言葉で商標申請をしています。これは、「Throat Automaticallyレントゲン」という私の造語を略したもので、いわゆる、有名人などの「タレント」とかけています。
喉(声)をレントゲンの様に映して、声から「人の性格や歌い方の癖、話し方の癖などを分析する」というものです。
最近ではYOUTUBEでの活動も活発にしており、今後は「有名人の声の分析」を発信していこうと思っています。向いている職業なども分かったりしてとても面白い分析ソフトとなっています。
最初の仕事の思い出は?
音楽教室でピアノのレッスンをしていた時の子供たちが印象的でした。生徒さんとのコミュニケーションは大切だと感じました。
ある1日のスケジュール
7時半 起床。借りている農園へ歩いていき、野菜の世話をする。
9時半 教室へ向かい、レッスンを行う。
21時 仕事が終わり、ブログ記事を書く。
0時 晩御飯等を済ませ、就寝。
始めたばかりの頃の苦労話
音を出せるスタジオ等を探すことや、レンタル料を交渉することが大変でした。また、始めた頃は集客面も大変でした。
仕事中の失敗談と乗り越えたエピソード
仕事での失敗は意外とありませんが、HP業者に多額のお金をつぎ込んで失敗に終わったことです。HP業者に頼んでもアクセス数は増えなかったので、結局、今は自作に至っています。自分自身で、ホームページにアクセスしてくださる方を増やすために、毎日記事を更新しました。おかげで自作の技術が上がりました。
あとは、生徒さんとオリジナルの曲を作曲しようという話になり、ピアノでメロディーを即興演奏していて、もう一度、そのメロディーをお願いしますとなった時に、どうしてもそのメロディーが出てこない時がありました(笑)それ以来、あらかじめ録音機材をセットして、やり取りを記録するように心がけています。
この仕事のやりがい・よかったこと・嬉しかったこと
生徒さんたちが、プロになっていく姿・軌跡、例えばビジネスとして成功していく姿等をみることが嬉しいです。
この仕事の苦労・大変なこと
意外と24時間体制で仕事を行うのが多いことです。また、レッスン場所の確保も大変な面があります。
自分が成長したと感じる時
自分ができることがどんどん増えていき、さらにやりたいことが増えていくことで、成長したと感じます。
仕事を続けるために努力していること
自分の体調管理(レッスン前日に食べるものの調整)です。また、レッスンでは、先生と生徒という明確な線引きをせずに、お互いのいいところをシェアするようなレッスンを行うように努めています。
この仕事に対する3つのこだわり
人と関わる時間を大切にすること(人と大切に接することにつながるため)
体のコンディションを良好に保つこと
飽きさせないレッスンを行うこと
この仕事をする際に気を付けていること
自分の気持ち(私情)を一切持ち込まないこと
ネガティブな感情にならないこと
日々の食事管理をしっかり行うこと
自分自身の考えていることをぶつけすぎないこと(例えば、レッスンでは、「良かったら参考にしてください」、「こういう方法で成功した方がいるので、是非参考にしてください」という表現の言葉がけを行っている。)
世間にこの仕事をアピールする方法
自分の成果(生徒さん方の成功体験)を知っていただくこと
私自身がキャラが濃いため、なるべく色々なところに露出すること
いつも仕事に持ち歩いているもの
五線紙・手帳・スマホ・時々PC
仕事とプライベートの両立で工夫している3つのこと
自分でできる範囲内でモチベーションを上げるための行動をとること(例えば、畑で野菜作り等)
仕事で常に人と会うのでプライベートでは逢う人を制限すること
モチベーションが同じ人と積極的に逢うこと
日常生活で意識していること
タイムイズマネー(時間をとにかく有効的に使う)を意識しています。
頑張れるモチベーションの見つけ方
モチベーションを自力で上げるマインドコントロール(笑)
レッスンでも、メンタル面を含めてアドバイスを行うことが多いです。その方自身のメンタルが、声に表れてくるからです。
アピールポイントはありますか?
アピールポイントは、「私」です(笑 あくが強いので)モチベーションもすごく高いです。
レッスンでも、先生も生徒も一丸となり、垣根を越えて、お互いの時間軸、目標をシェアして一緒に達成していくレッスンを展開しています。
指導で気を付けていることは?
生徒さんご自身のモチベーションを上げ続ける「言葉がけ」です。自分自身の考えていることをそのままぶつけすぎないようにしています。
先生と生徒でお互いの持つ情報をシェア・更新することによって、もっとより良いレッスンとなり、モチベーションを生み出すことができると考えています。
今目指している人に伝えたいこと・応援メッセージ
声優さんやナレーターさんの仕事は、大変人気の仕事で、目指している方がたくさんいらっしゃいます。今の時代は、自分をPRしていくことが大事です。また、仕事をするとなるとそれはもうプロであるということですから、プロとして自信をもって仕事をこなすことが大事です。
活動内容
チャリティコンサートやスクールの発表会を開催する。
自身も演奏活動に加わりながら、年に1回のチャリティコンサートを過去4年連続で行ってきました。スクールの発表会なども積極的に行っています。
チャリティコンサートによる募金活動も行う。
チャリティで出た収益を募金機関へ募金しています。(2020年はコロナの影響により募金のみ)
プロフィール
宮島 知穂みやじま ちほ
ムラーラミュージックオフィス代表。
「ボイトレメンタルトレーナー™」。
俳優、声優、ナレーター、舞台女優、ラッパー、YOUTUBER、アイドルなど、様々な「声を仕事」にする方がたをメインでプロ対応のボイストレーニングを行っている。
また、BS番組の企画としてアイドル育成のプロジェクトにも参加。
レコーディング楽曲指導、歌割作成など、裏方の仕事も経験。その風景も一部放送された。
また、大手芸能事務所から直接トレーニングオファーをいただくことも多い。
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生徒のことを考えたレッスンを行う!上京してスクールを設立|宮島 知穂さん|NOW SARA vol.35
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