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昆真由美さん【NOW SARA vol.9】東京都在住|作詞家

音楽
  • 2020.05.23
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作詞家として活躍中の昆真由美さん

作詞講師/作詞家としてお仕事をしている昆真由美さん。リリックアドバイザーのお仕事もしています。昆真由美さんに、今頑張っている女性として、作詞家のお仕事について詳しく教えてもらいました!

昆真由美さんへインタビュー

昆真由美さんへ様々なインタビューを行いました。作詞家のお仕事について、詳しく知りたい方は必見です!
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簡単な生い立ちをお願いします。

作詞家を目指すことを決めて、会社勤めをしながら音楽学校に3年ほど通いました。学校を卒業後、作家事務所に入り、コンペをいただく形で作詞家活動をはじめました。同じ頃に、自分が学んだことを生かして作詞の講師もはじめ、現在も、会社勤めをしながら作詞家・作詞講師・執筆活動を続けています。

この仕事・活動を始めたきっかけは何ですか?

会社員として1年ほど働いたころ、あらためて、会社以外の生き方を模索したいと思ったことを覚えています。もともと文章を書くのが好きで、公募やボランティアのような形で描くことは多かったのですが、それをしっかりと形にしたいと思ったのがはじまりです。その中で、街を歩いているときに「あれ、自分が書いた曲」なんて屋外広告を指させたら素敵だなあ、なんて漠然と思ったのを覚えています。

この仕事をするまで、今までどのようなことを積極的に行っていましたか?

「物を書く仕事がしたい」とは思っていたものの、作詞家を目指していざ歌詞を学び始めると、自分がいかに「いつも音楽を聴いていない」かを思い知らされました。そこから、積極的に流行りの曲を聴くようになり、また、歌詞の分析をブログに載せたり、常に歌詞のことを考える環境を作るようにしました。

仕事内容について教えてください。

基本的には事務所を通していただく歌詞コンペへの参加となります。時々、作曲家の方などから直接お仕事をいただくこともあります。また、作詞の授業や、作詞家同士のトークショーなど、イベントも定期的に行っています。
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最初の仕事の思い出は?

やはりメジャーデビューが印象的でした。チャン・グンソクさんへの歌詞提供がメジャー初提供だったのですが、採用と決まってから実際に作品が世に出るまで、嬉しいというよりも気が気じゃないというか、生きた心地がしなかったです(笑)。CD発売前にネットでの歌詞解禁とラジオでの楽曲解禁があり、それも当日まで知らなかったのですが、会社の昼休みに告知した直後からTwitterの通知が止まらなくなって、ちょっと怖かったのを覚えています(笑)。また、その日音楽仲間との飲み会があり、祝ってもらったのも良い思い出です。

ある1日のスケジュール

会社の勤務時間は基本的に9:30~18:30ですが、営業職なので、直行や直帰なども多く、基本的にはバタバタと動き回っている感じです。作詞の締切が迫っているときは、通勤の移動時間やランチタイムを作詞時間に充てることもあります。実際にモスバーガーでのランチタイムだけで書いて世に出た曲もあります(笑)。 ※写真参考※
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始めたばかりの頃の苦労話

デビュー当時、副業を許してくれない会社だったため、思い切って外資系企業に転職して、副業ができる環境を作りました。現在、国内のIT企業で働いていますが、時代の流れもあり、面談の際に副業のことを伝えたうえで入社することができました。当時は、作詞家になるなら会社勤めをあきらめなければいけない、と考えていましたが、「周りがやっていない」だけで「できないときまった」わけじゃない、と信じて動きました。当時は似たような境遇の人が周りに少なかったので、ひとりでもがいていたように思います。

仕事中の失敗談と乗り越えたエピソード

この仕事で「失敗」とはなにか…難しいですね。敢えて言うなら、コンペに落ちる(ボツになる)=ある意味失敗かもしれません。そうすると年間何十回も失敗している計算になるのですが、もう、失敗は成功の母、これに尽きます。コンペに落ちたら、必ず出来上がった曲をチェックして、自分の書いたものと比べて、反省点を次に生かす…常にその繰り返しです。

この仕事のやりがい・よかったこと・嬉しかったこと

やはり、曲を聞いてくださった方からの感想は励みになります。なので、ついついSNSでのエゴサ―チはしてしまいますね(笑)。あとは、ライブで自分の携わった曲を歌ってもらえると、実感が強いです。感極まってこっそり泣くことも多いです(笑)。招待いただけるライブは限られていますが、やはり実際にライブで聞けるのはうれしいです。自分も色々な歌詞に触れて、刺激や影響を受けてきたので、自分の書いた歌詞も誰かの心に届いてるかもしれない、と想像してみるだけでもやりがいを感じられます。

この仕事の苦労・大変なこと

常に「次がある」とは限らないこと。そして、自分の居場所を自分で作らないといけないことです。基本的に実力社会なので、これは会社員でいることと真逆だと感じていることで、大変でもあり面白いところだと思っています。常に書き続けるにはどうしたらいいか、常に考えています。

自分が成長したと感じる時

過去に自分が自信を持って書いた歌詞を見て、「これを力作と思っていたのか」と反省できたときでしょうか(笑)。少しでも気を抜くと、時代に乗り遅れていたり、過信してしまったりするので、常に、自分の書いた歌詞との対話を心がけています。

仕事を続けるために努力していること

常に考える。そして動くことです。 また、出来る限り人と直接会う機会を作ることも大事にしています。
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この仕事に対する3つのこだわり

①ホンモノしか書かない
作詞家としては少し変わっているかもしれないのですが、私はまるっきりのフィクションを書くことが苦手です。もともとエッセイを書いていたこともあり、自分が本当に感じたことをベースに歌詞を書いています。
②書くことを楽しむ
多忙な時期や、苦手なタイプの曲、また修正の連続など、書くことが辛くなるときもありますが、やはりそういう時は良い歌詞が書けません。まずは書くことを楽しむように意識しています。
③冷静さを保つ
ものすごく好きなアーティストへの歌詞提供のチャンスとなると、浮かれてしまい良い歌詞が書けません(笑)。思い入れは強すぎず弱すぎず、冷静さを保つよう心がけています。

この仕事をする際に気を付けていること

①誰かと似た歌詞を書かないこと
尊敬する作詞家さんがいても、「他の誰か」と似た歌詞を書こうとすると失敗します。自分にしか書けないもの、自分が本当に感じたものを書くことが大切だと思っています。
②感謝の気持ちを忘れないこと
作詞家はひとりじゃ成り立たない職業です。作曲家、編曲家、歌い手さんがいて初めて歌ができる。もちろん事務所やスタッフさんなど、たくさんの人が関わって、歌を世に出せている、これを忘れないようにしています。
③とにかく、書き続けること
自分の努力ではどうにもならないこと、理不尽なこと、仕事なのでいくらでもあります。でも、それでも書き続けること。

世間にこの仕事をアピールする方法

作詞家は目立つようで目立たない職業ですが、もっと興味を持って欲しいと常に思っています。その一環として、作詞家同士が自分の作詞家生活や歌詞について語るイベントを開催しています。また、パーソナリティーをつとめているラジオ番組では、曲を流す前に作詞家・作曲家名を言うようにしたりしています。テレビの歌番組などでも、クレジットが出ることは少ないので、そういった場面でももっと認知されると嬉しいなと思います。

いつも仕事に持ち歩いているもの

昼に依頼が来て当日の夜までに、ということもたびたびあるので、イヤホンとiphoneは必携です。逆にそれさえあればどこでも作詞できてしまいます。
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仕事とプライベートの両立で工夫していること

会社から帰ってきて家で作詞や執筆の仕事をしているので、プライベートというのはほとんどないのですが、「お酒を飲んだら仕事しない」と決めているのがひとつの線引きになっています。締切がない日には友人と思いっきり飲んでリフレッシュします。

日常生活で意識していること

①気になった言葉は調べる&メモ
知らない言葉を知らないままにしないことです。言葉の響きが素敵だったり、面白かったりするとすぐにスマホにメモします。
②流行りを知る
テレビを常に見たり、Twitterで若者言葉を知ったり、学生の人と喋る機会を作ったり、流行りには敏感でいたいと思っています。
③睡眠時間7時間キープ
睡眠不足はとにかく頭が回らず、一日が無駄に。睡眠時間をキープして、起きている間の時間を濃くするよう意識しています。

頑張れるモチベーションの見つけ方

とにかくいい曲を聞くこと。いい曲に出会うと、私も頑張らなきゃ、とスイッチが入ります。

アピールポイントはありますか?

人の歌詞を見たり、それを直す、整えるのが得意だと思います。実際に、講師として教えているときはとても楽しいと感じます。機会があれば、アイドルやアーティストさんご自身で書く歌詞のアドバイザーもやってみたいと思っています。

仕事以外で夢中なこと

神社巡り、温泉、ビールです。これがすべて揃うのが国内旅行。趣味で47都道府県を巡っていて、残り10県になりました。次はどこに行こうかと常に白地図を眺めています。
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今後の目標を教えてください。

作詞家としては、定期的にお仕事をいただける環境ができれば良いなと思っています。また、先に述べたような、リリックアドバイスの仕事もできたらと思っています。
作詞講師としては、イベントを精力的にやっていきたい。いつできるかわかりませんが、企画はいくつも浮かんでいます。
会社員としては、職種は変わりませんが今夏から社内異動が控えているので、心機一転頑張りたいと思っています。

今後挑戦してみたいことは?

今年の4月からラジオ番組を始めました。今後はテレビや雑誌など、いろいろなメディアで発信出来たら良いなと思っています。講師の経験を活かして、作詞に関する本の出版にも興味があります。

今目指している人に伝えたいこと・応援メッセージ

マニュアルも正解もない、実力と運の世界の仕事ですが、続けていけば自分なりの道が必ず見えてきます。誰かの通った道じゃなく、新しい道を模索する気持ちでチャレンジしてみてください!

本業と副業の両立(時間配分など)で工夫していること

①オンとオフを切り替える
会社が終わった1秒後にはイヤホンをして作詞に集中できます。とにかく時間がないので、切り替えは早く!です。
②タイプの違う仕事でオンオフを切り替える
会社で資料作り、帰ってから講座の資料作り…ではパンクしてしまいます。会社で資料作りをした日は家では作詞、会社で外回りが多い日は家で資料作りなど、違うタイプの仕事をすることでスイッチを切り替えられます。
③知識のオンオフは切り替えない
会社の仕事でも作詞でも、自分の成長に役立つかどうかを軸に動いています。会社で得た知識が作詞に役立ったり、作詞で感じたことがお客様の興味を引いたりということが多々あるので、そこは柔軟にと考えています。

副業を軌道に乗せる方法は

安定的に発注してくれるお客さんがいる=軌道に乗る、だと考えています。
お客さんとの関係値を築くことが大切だと思います。
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副業の広め方(営業するコツ)

たくさんの人に知らせるより、少数の、信頼できる人や自分の考えに賛同してくれる仲間を少しずつ増やしていくことが大切だと思います。

副業として成功させるコツ

短期で成果が出ると思わないこと。つまり、長期で続けられる、自分の本当に好きなことを選ぶことだと思います。
活動内容

作詞家として活躍しています。

NOWSARA昆真由美
作詞家・作詞講師としてお仕事をしています。

リリックアドバイザーなどの活動も行っています。

NOWSARA昆真由美
コラムやエッセイ、ライブレポートの執筆も。文字に関してマルチに活動しています。

プロフィール

NOWSARA昆真由美
昆真由美こんまゆみ

作詞家、作詞講師、リリックアドバイザーとして活躍中。
コラムやエッセイ、ライブレポートの執筆も行う。
文字に関してマルチに活動している。

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