管理栄養士として活躍中の鈴木 真美さん
管理栄養士業務のほか、自宅での料理教室や食事会、ワークショップ、ウェブメディアの記事監修などのお仕事をしている鈴木 真美さん。
今頑張っている女性 鈴木さんに、管理栄養士のお仕事を中心に詳しく教えてもらいました!
鈴木 真美さんへインタビュー
鈴木 真美さんへ様々なインタビューを行いました。
管理栄養士のお仕事や料理教室の開催などについて詳しく知りたい方は必見です!
簡単な生い立ちをお願いします。
出産前までは主に企業の社員食堂で栄養士業務を行っていました。仕事内容も人間関係も自分に合っていたのか、毎日仕事に行くのが楽しかったです。
現在は学校の食堂での管理栄養士業務のほか、自宅での料理教室や食事会、ワークショップ、ウェブメディアの記事監修などを行っています。
また、拒食症の経験があることから摂食障害啓発活動をおこなっています。
この仕事・活動を始めたきっかけは何ですか?
私は育休を取らず会社を辞め、子供は幼稚園に通っていたので、短時間で自宅でできることはないかと考えていました。
ちょうどそのタイミングでスポーツトレーナーさんと知り合い、管理栄養士として手伝ってほしいと言われたことが今の仕事のスタイルになるきっかけだったかもしれません。
この仕事をするまで、今までどのようなことを積極的に行っていましたか?
フリーで活躍されている管理栄養士さんのブログを見たり、その方が主宰されているセミナーなどに参加しました。
また、それ以外にも興味を持った分野のワークショップに参加したりもしました。いろいろな情報、新しい世界を知ることが楽しみでもありました。
仕事内容について教えてください。
学校では献立作成や発注、衛生管理など基本的な管理栄養士業務を行っています。
料理教室は主に手作り味噌とお出汁の教室を、食事会は「心が疲れている方にホッとできる時間を」というテーマで行っています。
ワークショップは「からだのシューレ」という文化人類学者・磯野真穂さん主宰のものにメンバーとして参加させていただいてます。
SNSでは主に自身の摂食障害の経験を発信しています。
最初の仕事の思い出は?
初めての職場は和洋中のコックさんが揃っていて。間近でプロの料理を見て、食べた時には感動しました。
ある1日のスケジュール
一通りの家事を済ませ主人と子供を送り出したら仕事に向かいます。
仕事が終わって必要であれば買い物をして帰宅します。そのまま夕飯の支度などの家事をし、時間があれば記事監修などの作業をすることもあります。
子供がダラダラしていれば一緒にダラダラしたり(笑)あまり詰め込みすぎないよう、ゆっくりできる時間を作るようにしています。
始めたばかりの頃の苦労話
今もですが、とにかくパソコンが苦手で。資料やフォームを作る作業がなかなか進みませんでした。
結局手書きの方が早いので、私の料理教室のレシピは全て手書きです(笑)
仕事中の失敗談と乗り越えたエピソード
あまり大きな失敗の記憶がないのですが。発注のミスなどありましたが、周りが怒らず「大丈夫!こうしよう!」と親切にカバーしてくれたので救われてました。
この仕事のやりがい・よかったこと・嬉しかったこと
食堂の管理栄養士としては、お客様が「美味しかった!」と言ってくれたり食事の時間を楽しみにしてくれることです。
料理教室も同じで、さらに「早速作りました!」と連絡をもらえるととてもうれしいですね。
あと、摂食障害の経験をSNSで発信していますが、それを見てくれていた方から「良くなりました!」と報告が来たり。
一度テレビに出演させていただいたのですが、「その時からいつもみてます」と言ってもらえたこともファンが出来たみたいで嬉しくなっちゃいました。
この仕事の苦労・大変なこと
周りと協力して出来ているのはもちろんなのですが、基本的に一人なので自分だけしか知らない業務がたくさんあります。お手伝いしてくれる人が欲しい・・と思うことが多々あります(笑)
自分が成長したと感じる時
若い頃は割と我が強いタイプだったと思うのですが、今は周りのことを見られるようになってきたと思います。色々な方向、立場から見て考えられるようになって、気持ちも穏やかにいられるようになりました。
仕事を続けるために努力していること
無理をしないことでしょうか。頑張りすぎないようにしています。心とからだに余裕を持つようにしています。
この仕事をする際に気を付けていること
いろいろな意見を聞いて柔軟に考えるようにしています。周りの人に(お客様や一緒に働く人、家族など)過度に負担がかからないよう考えたり、気持ちよく過ごせるよう挨拶や態度にも気を付けています。
世間にこの仕事をアピールする方法
SNSでの発信が主です。
いつも仕事に持ち歩いているもの
思いついたことや美味しい料理などを記録できるようにメモ帳。スマホ、充電器。電車移動の時は水分補給できるものと軽食を持つようにしてます。
仕事とプライベートの両立で工夫している3つのこと
仕事とプライベートにあまり境目を感じないというか、両方がうまく混ざり合ってる感じです。なので、特に工夫してうまくやってるという感じはないですね。
日常生活で意識していること
食事は必ず3食食べるようにしてます。体づくりとか栄養的なことではなく、ただ食べることが好きなので楽しみを減らしたくないだけです(笑)
同じく食事のことですが、どんなに忙しくても朝食は子供と一緒にゆっくりと取ります。20~30分、ニュースを見て話しながら食べています。
あとは、整理整頓をこまめにしてます。すっきりした部屋だと落ち着けて、気持ちに余裕が持てます。
頑張れるモチベーションの見つけ方
見つけ方ではありませんが、お客様や相談者の方が喜んでくれたり、お礼を言ってくれたりするとすごく幸せな気持ちになりますし「もっと頑張ろう!」と思います。皆様からモチベーション頂いてる感じです。
アピールポイントはありますか?
アピールしていいのかわかりませんが(笑)管理栄養士だけど管理栄養士っぽくない情報を発信しているところです。(お菓子いっぱい食べてる食生活とか・・)
でも、このおかげで「気持ちが楽になった」というメールをたくさんいただきました。
仕事以外で夢中なこと
ライブや舞台を観に行くことが好きです。今は(コロナで)行ける状態ではないので、色々なドラマを観るのが楽しみです。
今後の目標を教えてください。
現在の活動がまだまだ満足できる状態ではないので、活動できる場を広げて知ってもらうこと、そしてたくさんの方が美味しく楽しく食べられるようになったくれたら、と思っています。
今後挑戦してみたいことは?
期間限定でもいいので、自宅で行っている食事会のようなものをカフェのような形でやりたいと思っています。ふらっと立ち寄って、ほっと幸せな気持ちになって帰っていけるようなお店が出来たらいいですね。
今目指している人に伝えたいこと・応援メッセージ
人に言えるような人間ではないですが・・「もしも出来なかったら・・」と考えて躊躇せず、とにかくやってみてください。「もしかしたら」上手くいくかもしれないです。
もしも出来なくても、それは失敗でも、やらなきゃよかったことでもなく、経験という財産だと思います。未来への通過点でもあります。
やるまではとても勇気がいりますが、やってしまうとたいしたことなかったということが多いです。
小さなことからでもいいので一歩踏み出してみてください!
活動内容
管理栄養士として活躍しています。
管理栄養士。学校の食堂での管理栄養士業務に携わる。
料理教室や食事会なども開催しています。
自宅での料理教室や食事会、ワークショップを開催。ウェブメディアの記事監修も行う。
プロフィール
鈴木 真美すずき まみ
管理栄養士業務のほか、自宅での料理教室や食事会、ワークショップなどの開催、ウェブメディアの記事監修などを行う。
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