<br />
<b>Warning</b>:  Undefined variable $alt_txt in <b>/home/ryosek/saraschool.net/public_html/nowsara/wp-content/themes/nowsara_new/inc/article_header.php</b> on line <b>75</b><br />
<br />
<b>Warning</b>:  Undefined variable $alt_txt in <b>/home/ryosek/saraschool.net/public_html/nowsara/wp-content/themes/nowsara_new/inc/article_header.php</b> on line <b>87</b><br />

NOW SARA vol.125

★農業コミュニティ「Furatto」メンバー 赤石 美波さん

今回の“今頑張っている女性”は赤石 美波さんです。
出身地群馬県の「Gmoto Project(ジモトプロジェクト)」農業コミュニティ部門のメンバーとして、米作りや野菜栽培をされています。
また、WEBデザインの経験も活かしてコミュニティの広報としても活躍されています。
栄養士資格のほかにも、食分野では食育・野菜・発酵食品など、とことん追求されている赤石さん。
地方移住やコミュニティ活動に興味がある方も必見です!

ご活動について教えてください。

​「楽しい仕事・プロジェクトを群馬県で作りながら、観光よりも深く地域に関わってもらいたい」との考えから、群馬県に関わる人を増やし、東京と人口を共有することで地域社会の新しい人口エコシステム創りを目指す「Gmoto Project(ジモトプロジェクト)」の農業コミュニティ部門に参加しています。
「観光・旅行」と「移住・定住」の間には深い隔たりがあります。
「この前行った観光地に明日には移住しよう」という方はそうそういないはずで、移住しようにも地方にある仕事は農業・林業・製造業など。
そうでもなければ起業と、働く選択肢が少ないために、移住・定住へのハードルは低くはありません。
そんな中、Gmoto Projectでは、地域に面白い仕事を創り、関係人口を増やす活動を推進しています。
私自身が群馬県出身ということもあり、団体の理念に共感して参加することにしました。
現在参加している農業コミュニティでは、地域の方々に農業の場所提供やご指導などでご協力いただき、昨年は米作り、今年は野菜栽培をしています。
数人のメンバーと共に広報を担当していて、SNSで農業の魅力や様子を発信中です。

簡単な自己紹介をお願いします。

大学卒業後は金融機関に就職し、3年間働きました。​
その後、もともと興味のあった料理や栄養学を専門的に学び仕事にするため、栄養士の専門学校に入学しました。​
そこで2年間かけて栄養学や食育、健康の専門知識を学びました。​
在学中から料理教室の講師の仕事をしたり、自分で栄養学のセミナーを開いたり、料理イベントの企画、栄養士ライター、小さいお子さんがいる家庭での料理代行の仕事など多方面で活動していました。​
卒業後は保育園の栄養士として勤務し、子どもたちへの食育活動やアレルギー対応食・離乳食についても学習しました。​
現在は「農や食、環境、地域について、実践しながら学べる場を作りたい」「農業を通じて仲間を増やしていきたい」との考えから、農業コミュニティ「Furatto」に参加し、米作りや野菜栽培などの農業を学んだり、団体の活動内容の広報をしたりしています。​

最初のご活動の思い出はありますか?

参加している農業コミュニティ「Furatto」のメンバーは全員が農作業初心者で、地域の方々に農地をお借りしたりご指導いただいたりしています。
去年はコミュニティの最初の活動として「米作り」を行いました。
米作りにあたって、種・苗の準備、田植え、除草など定期的に作業があり、毎回自分たちが植えた稲の成長に心が躍りました。
田んぼの中に生える雑草はさまざまで、稲に与える養分を横取りしてしまうので、除草が必要です。
特にヒエは、稲と姿形が似ているため一緒に脱穀されてしまったり、背が高く稲を巻き込んで倒してしまったりと、米作りにやっかいな雑草です。
体験用の田んぼには除草剤を使用しないため、草取りは必須の作業でした。
米作りを自分でやると、米農家さんへの感謝の気持ちが自然と芽生えます。
そして、中でも驚いたのが、収穫したてのお米のおいしさです。
コミュニティの仲間と共にお米を釜で炊いていただいたのですが、炊き上がったご飯の香りのよさとみずみずしさにほっぺたが落ちるほどでした。
お米ってこんなにおいしいの?とメンバーたちと目を丸くしながら食べたのが印象に残っています。​

ご活動をしていて大変なことは何ですか?

野菜を無農薬で育てると、雑草があっという間に生えてくることに驚きます。​
炎天下での雑草取りは、雑草の量と暑さに苦労しました。​
米作りの時は稲と稲の間には草がびっしり!​
野菜栽培でも、雑草を取っても取っても次々と生えてきます。​
雑草たちは強く、途中でブツっと切れてしまうこともあります。​
そもそも地下に根を平らに張っているので、根元から抜くことが困難な草もあります。​
雑草を取るのは意外に力が必要で、こんなに手が痛くなるのかと驚きました。​
小松菜の葉は時間が経つとほぼ虫食い状態になってしまい、収穫中もカエルやてんとう虫が姿を見せます。​
自然にはいろいろな植物や生き物が共生していることを身をもって実感しました。​
また、なすと一緒にマリーゴールドを植えて害虫対策をするなど、薬を撒かなくてもできる対策があることを知り、新しい発見となりました。​

スキルを高めるために行っていることを教えてください。

食や農業分野での発信スキルを高めるために、IllustratorやPhotoshopを使ったWebデザインを練習しています。​
ホームページ制作会社で働いていたことがありWebデザインの実務経験はあるのですが、仕事を辞めてからもデザインの勉強は引き続き行っています。​
「これ素敵だな」と思ったデザインを見たら、自分専用のファイルに保存してコレクションし、デザイン制作の参考にしています。​
見た目を整えると一気に分かりやすくなるので、人に食の魅力を伝えるためにもデザイン部分は今も練習中です。​
また、料理教室に通ったり通信講座で薬膳や食育、生活習慣病予防の食事など、幅広く勉強したりしています。​
食を中心として周辺知識や関連スキルが身に付くと、農作業一つひとつの意味が分かったり発信内容を充実させたりできるので、今後も自分に足りないことは学び続けようと思っています。​

新たに資格を取得しようと思ったきっかけを教えてください。

​農業コミュニティで野菜栽培を始めるにあたり、少しでも知識を深めたいと思い、資格講座を受講しました。
SARAスクールジャパンの野菜講座を選んだのは、野菜の知識だけではなく、栽培方法まで学べるのと、1つの講座で2資格が目指せる点です。
学習と受験が自宅で完結するのもメリットだと思いました。
野菜ごとに歴史から産地、育て方までコツが学べて、農業で育てる作物に対する理解が深まりました。

資格の勉強はどのようにして行いましたか?

別途受験を申し込むのは手間だと考えたので、卒業と同時に資格が取得できる野菜講座のプラチナコースを申し込みました。
まずはテキストをしっかり読み込んでから練習問題に挑戦し、その後、模擬試験、添削課題というように進めました。
添削課題のほかに練習問題や模擬試験が付いてくるので、より多くアウトプットの機会が得られ、内容が頭に入りやすかったです。
ほかの通信講座を受けたこともありますが、添削課題のみのことがほとんどなので、SARAスクールジャパンは練習問題・模擬試験まで揃っていていい勉強になりました。
個人的には、問題用紙に直接答えを書き込まずに別で紙を用意して書き込むことで、繰り返し練習問題を使えたのもよかったです。
テキストの中でも野菜の育て方のところは、自分が実際に野菜栽培をしていることともリンクして特に内容が頭に入りやすかったです。​

これまでのご経験を元にどのように活動をされたいですか?

​SARAスクールジャパンの野菜講座で野菜の特性や栽培方法について学べたので、得た知識を自身のブログや農業コミュニティのSNSなどの発信媒体を通してシェアしていけたらと思っています。
自分で野菜を育てていて驚いたのは、野菜がどうやってなっているのかということです。
たとえばズッキーニは、スーパーで売っている姿からは想像もつきません。
中心から外側へ向かって花火のようにダイナミックに生えているズッキーニの実や、花が咲いてから実がなっていく過程がとても目新しかったです。
所属している農業コミュニティ「Furatto」では農業初心者の若者が多く、地域の方々に教えていただきながら農業をしています。
人々が農業を通してつながれるのも魅力のひとつです。
今は農業団体公式のSNS発信を担当していますが、今後もコミュニティの活動が広がっていったら嬉しいという思いで発信活動をしています。

ご活動以外で最近夢中なことを教えてください。

最近は野菜栽培のほかに、発酵食品にもハマっています。
腸内環境を整えたり免疫力アップの一助になったりと、その魅力は数えきれないほどあります。
勉強のためにSARAスクールジャパンの発酵食品講座を受講したり、書店で発酵食品や腸活の本を買って勉強したりしました。
ヨーグルトメーカーも購入し、塩麹や甘酒、ヨーグルト作りに大ハマりしています。
特に、味噌作りは冬に研修を受けに行って、大人数で樽に仕込みました。
日本には醤油や味噌、お酢、みりんなど発酵食品の調味料が多く、注目を集めている甘酒や酒粕など、学べば学ぶほどその種類の多さに驚いています。
原材料がシンプルで昔ながらの製法で発酵された調味料を集めるのが特に好きで、料理を作りながらあれこれと調味料を試しています。
野菜栽培と同じ食分野なので、学んでいてとても楽しいと感じています。​

今後の目標を教えてください!

所属している農業団体「Furatto」に参加する方を増やしていきたいです。
農業コミュニティでは、米作りや野菜栽培のほかに、コーヒー豆の収穫をさせていただいたこともあります。
自分で食べるものを一から育てたり、植物が育つ姿を目の当たりにしたりすることで、食べ物そのものへの興味関心や、食べ物を作っている人への感謝が自然と生まれてきます。
収穫した野菜で夏野菜カレーを作りたい!ピザやパスタのイタリアンにしてもおいしそう!この地域でできたものでお茶や調味料を作ってみたい!など、コミュニティで挑戦してみたいことはたくさんあります。
地域の方々のご支援があってやりたいことが実現できているので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
米作りや野菜栽培、味噌作りなど、活動を通して人のつながりが広がっていくのも魅力です。
今後も何らかの形で、活動している地域へ貢献できたらと思っています。​
活動内容

農業コミュニティ「Furatto」

「楽しい仕事・プロジェクトを群馬県で作りながら観光よりも深く、地域に関わってもらいたい」との考えから、群馬県に関わる人を増やし、東京と人口を共有することで地域社会の新しい関係人口エコシステム創りを目指す「Gmoto Project(ジモトプロジェクト)」の農業コミュニティ部門「Furatto(ふらっと)」。
「農や食、環境、地域について、実践しながら学べる場を作りたい」「農業を通じて仲間を増やしていきたい」との思いから結成され、地域の方々の協力を得ながら米作りや野菜作りなど農業活動をしています。

ホームページ:
gmoto-project.com
公式Instagram:
https://www.instagram.com/gmoto_agri/

プロフィール

赤石 美波あかいし みなみ

社会人経験を経て栄養士学校を首席で卒業後、栄養士として勤務。
保育園での食育活動や離乳食・幼児食作り、各家庭での料理代行や料理イベント企画、大学寮や婚活パーティーの料理教室講師など、食の分野で幅広く活動。
食育や子育て分野を中心に、暮らしを豊かにする学びの情報をブログで発信している。

暮らしを豊かにするブログ:
https://kugizukefood.com/
Instagram:
https://www.instagram.com/mina37_37_/

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す