★音楽療法士・芸術家・歌手 馬渡 松子さん
今回の“今頑張っている女性”は、一般財団法人Keep right 代表理事の馬渡 松子さんです。
歌手としてのメジャーデビューから病気療養、音楽講師を経て、一般財団法人を立ち上げられ、社会貢献と平和への貢献を軸に活動されています。
音楽・芸術作品の発表、音楽療法のカウンセリング、SDGsの取り組みなど多方面で活躍される馬渡さんの思いが伝わるインタビューです♪
ご活動・ご経歴について教えてください。
1967年生まれの宮崎育ちです。
Dreams Come Trueの初代サポートメンバーとして、コーラスとキーボードを務めていました。
譜面書きから、キーボードのMIDIセッティング、運搬まで、サポートとしてのさまざまな舞台裏を経験しました。
1992年にデビューし、2ndシングルにてアニメ『幽☆遊☆白書』のオープニング、エンディングの作曲、アレンジ、歌唱を担当するなど歌手活動をしていました。
その後、病気のために活動を休止し、Vocal講師を20年以上務めました。
2011年に再活動を始め、今は一般財団法人keep rightの代表・代表理事をしております。
財団立ち上げまでの歩みを教えてください。
1996年に音楽のインディーズレーベルを立ち上げた1年後に病気を発症し、故郷に帰って講師として再出発しました。
14年間、楽器店、アイドル事務所、声優俳優学校、ダンススクールの講師を経て、自身のVocalスクールを立ち上げました。
その2年前にアーティストとしても再活動を始め、ビジネスプランコンテストで最優秀賞を受賞、2015年にはブラジルのサンパウロにて「Anime Friends2015」にゲスト出演しました。
その後、総合音楽スクールを経営し、上京。
自身のレーベルと財団立ち上げに至りました。
ご活動で収益を得るために始めたこと・現在行っていることはありますか?
音楽療法士の資格をとり、レッスンを始めました。
また、音楽制作のほかにも、動画制作や音楽の講座、イベントなども行っています。
新たに音楽療法の資格を取得しようと思ったきっかけを教えてください。
音楽が社会貢献につながるかの可能性に挑戦するためです。
毎朝1時間をかけて勉強しました。
これまでの経験も活かし、音楽で心のケアをさせていただきたいです。
ご活動で大変なことはありますか?
ロマンス詐欺に遭い、資金が全くなくなった中で、音楽の法人を作ることだけを夢見て、必死に頑張りました。
また、以前にヒット曲があることで今の非営利法人という形を理解してもらえないこともあり、社会貢献の意義が損なわれたこともありました。
芸術としてのスキルアップをするルーティンワークができないことも大変で、音楽や芸術の財団の経営の難しさも感じています。
ご活動で心からよかったと感じる瞬間を教えてください。
朝は、出勤してデスクワークからスタートし、夜は自炊をしてから創作活動にあてています。
創作以外にも事務手続きの仕事をすることで、苦悩の創作の日々から解放される仕事の楽しさを覚え、それと並行して、かえって音楽の素晴らしさも知るようになりました。
仕事時間に事務処理、プライベートでは創作活動をすることにより、どちらもとても新鮮な気持ちで取り組めるようになりました。
また、Vocal講師としてレッスンを20年以上やってきた中で、発達障害の子、学習障害の子、肢体不自由の子が、音楽を通じて社会での生きがいを見つけていきました。
引きこもりの子などの歌のコンテストを開き、地域、世代、音楽のジャンルを超えて、全国、世界がつながり、今も音楽で活躍してくれていることが嬉しく思います。
代表としてのこだわりを教えてください。
コミュニケーションを怠らず、いつも笑顔を絶やさないことです。
また、自分の趣味の生花で気持ちをリフレッシュしてもらっています。
メッセージが平和貢献であるということがポイントで、全ての想いにつながって活動しています。
ご活動を世間にアピールする方法・集客の方法を教えてください。
音楽配信チャンネルなどで宣伝をしています。
また、プロモーションビデオでメッセージ性のある動画を作ったり、番組制作を行なったり、その中でも横浜市の地域活性化も考えた項目にしています。
リピーター生徒さんの意見を参考にしたり、パンフレットなどの配布も行っています。
スキルを高めるために行っていることを教えてください。
ピアノの練習と資格の知識の復習です。
また、趣味として毎日俳句、短歌、日記を書いています。
そうすることによって豊かな毎日が送れ、仕事もはかどっていく気がしています。
カウンセラーになる上で身に付けておいた方がよいことを教えてください。
相手の気持ちを感じるようになることです。
カウンセリングのスキルを高めるために、相手の表情を見て、自分が何を提示できるかを考えるようにしています。
講師として指導で気を付けていること・心がけていることを教えてください。
生徒さん自身に、目標は何なのかを明確にしてもらうことです。
親御さんとのコミュニケーションでは、気持ちを共有すること、上から目線にならないことを心がけています。
いつも持ち歩いているものを紹介してください。
エコバックをいつも持ち歩いています。
それから時計にこだわっていて、気分を変えたい、過去を断ちたい時などは、時計を変えて出歩くようにしてリフレッシュします。
ご活動以外で最近夢中なことはありますか?
料理が得意になりました。
余りもので創作料理を作るのが好きです。
いま目指している人にアドバイス・応援メッセージをお願いします!
いろんな経験を積み、挫折もいっぱい経験すること、そして努力を怠らないことが大切だと思います。
何かを乗り越えることが次の新しい未来につながります。
そして、自分をしっかりもちながらも、人のありがたい意見も取り入れてみることで、新しい自分を発見できるし、成長もできます。
今後の目標を教えてください。
平穏で充実した毎日を送りながら、財団を大きくしていきたいです。
活動内容
音楽・芸術で世界に貢献したい。
如月-kisa-として、音楽、芸術作品の作成と、リリースを行っております。
ネットショップBASEでも、芸術作品(絵画・書)の購入ができるようになりました。
月1回のペースで社会貢献の音楽番組を配信しております。
「SDGs」の問題などにも取り組んでおりますので、ぜひご覧ください。
また、コンピュータミュージックの基本ともなる「MIDI検定講座」も主催し、パソコンを使っての音楽のアピールもしております。
現在は、ニューアルバムを制作中。
アコースティックやバンドで奏でる予定で、「馬渡松子」の新境地を「如月-kisa-」が歌います。
●一般財団法人Keep right
https://www.keepright.jp
●Keep rightネットショップ
https://keepright.buyshop.jp/
プロフィール
馬渡 松子まわたり まつこ
1967年宮崎県生まれ。
一般財団法人keep right 代表理事。
1992年にメジャーデビュー、代表作として『幽☆遊☆白書』のOP・EDの歌唱とコンポーズが挙げられる。
1996年に神経症を患い、帰郷。
活動を停止していたが、2011年より活動を再開。
現在はインディーズで6枚のCDを発売。
2015年にはブラジルにて開催された「Anime Friends 2015」にゲストで出演。
その後、社会、そして平和貢献としての「Smile Bomb」の商標を取得。
歌唱のみに留まらず、作品のプロデュース・演奏・プログラミングも手がける。
音楽以外にも美術・書・文芸など、多方面に渡り活躍している。
一般財団法人keep right 代表理事の傍ら、音楽療法士、メンタル心理ミュージックアドバイザーである。
著書
『Hospital~ゴールのない空間』
『基礎からのVocalメソッド』
如月-kisa-
50代の馬渡松子が、新しい出発点を置く。
春を待つ2月の寒さを耐え忍び、辛い事も辛くない事も、全て。
「如月-kisa-」が、春をみんなに迎えてほしい。
そんな想いを、色んな角度より音楽・芸術で発信する。
馬渡松子のセカンドステージが、今、始まる。
世界の平和を祈るJapanese Prayer。
●Instagram→@mawatarimatsuko
この記事に関するキーワード
キーワードから記事を探す