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NOW SARA vol.90

★自由空間PRATERIA主催の吉澤 こずえさん

自由空間PRATERIA主催の吉澤 こずえさん。
<こどもじゅく>と<シニアワーク>、カウンセリング事業を行っていらっしゃいます。
多数のご経験と資格をお持ちだからこそできる、ひとりひとりに合わせた指導を大切にされています。
そんな 吉澤 こずえさんに“今頑張っている女性”としてインタビュー。
今頑張っている方たちへの応援メッセージも必見です!

現在はどんな活動をされていますか?

2020年からこどもじゅくを始め、町内のボランティアで子ども・高齢者向けイベントのお手伝いなどをしていました。
秋以降、カウンセリングの資格を通信講座(諒設計アーキテクトラーニング)でとったのをきっかけに、2021年4月から本格的に事業を立ち上げました。
町内のNPO団体共同スペースにて、月・水・金に<こどもじゅく>、木曜午前に<シニアワーク>を開催しています。
現在はひとりで事業を行っており、今後は自宅でカウンセリング・セラピーを重点活動としてやっていきたいと思っています。
スペースを考え、自宅のリフォームを計画中です。
また、自宅は山の中なので、交通の便も考慮しオンラインカウンセリングも視野に入れています。

ご経歴を教えてください。

学生時代は宮城教育大学で心理学・教育・生涯教育を学び、教員免許を取得しました。
卒業後は小学校教員になりましたが、型にはめられるのが合わない性分なので学校組織になじめず、2年で退職しました。
29歳で結婚するまでは、山とスキーのインストラクターをしていました。
結婚後は主人の牛飼い(牧場で牛200頭を飼育)事業を手伝う傍ら、家庭教師や塾講師をちょこちょこと継続していました。
60歳を過ぎて自分の人生を振り返り、生きがい、できること、自分探しをしたときに、「牛より人にとても関心がある」「人と話す方が人生が豊かになる」と思い出し、 昨年主人の会社を辞め、フリーになりました。
もちろんSOSがかかればつなぎを着て牛舎に行くこともありますが、日常的な仕事からは一旦手を引き、自分の活動を始めることにしました。

この活動を始めるにあたってのきっかけ・思いを教えてください。

教育・福祉・心理は学生時代からの専門分野で、これまでも日常的に人の悩みを聴く役になる機会がありました。
資格の時代ではありますが、資格をとることが目的ではなく、今やっていることを仕事にするなら資格があった方がベターかな、という思いでカウンセリングの資格をとりました。
メンタルヘルス・マネジメント®検定のⅡ種も昨年取得しました。
大きなきっかけとしては、還暦を迎えたことと、コロナです。
世界が変わり、人の生活が変わってきている中で、“心の問題”がクローズアップされている今、もしかして出番かも?と思ったのです。

<こどもじゅく>の活動について教えてください。

テストの点数を上げる塾ではなく、基本的な言葉の習得によって、読む・書く・話す力の向上を大切にしています。
日本語を理解することで、自分で考え、自分で調べて、自分で解決する力を身に着けてほしいのです。
もちろん、学校の宿題を見てあげることもありますが、特段カリキュラムは決めておらず、それぞれの子どもに合わせて指導をしています。

お子さんへの指導で心掛けていることはありますか?

人と人のつながり、個人を尊重することをいちばん大事にしています。
子どもに限らず、父兄でもおじいちゃんおばあちゃんに対してもそうですね。
それから、「楽しい」「やりたい」「また来たい」と思ってもらうことです。
強制されないことも大切ですね。
こどもじゅくでは「これしなさい」は一切なく、「今日は何したい?」「じゃあやってみよう」というスタンスで、子どもの意志を尊重しています。

<シニアワーク>の活動について教えてください。

「KOTOSE式脳活音読」の音読をすることで脳に刺激を与え、老化防止を。
運動に関しては、高齢者向け体操やヨガなど様々な資格を活かした指導をしています。
元々は中高の保健体育教員免許を所有しており、諸々スポーツインストラクターの資格もあるので、ひとりひとりの目的・要望にあわせて指導します。
体を積極的に動かしたい方にはアクティブに、運動は好きじゃないけどじっとしていて歩けなくなるのが不安な方にはそれなりの運動を、と目的別に分けたカリキュラムを提案しています。
“ひとりひとりに合わせた”というのは、私がいちばん大切にしたいことです。
目標は、「死ぬ前の日まで自分の意志で考え、動く」ことです。
年齢層は70~80代の方がメインです。
50~60代の指導者を育てたい気持ちもありますが、なかなか前に出るのは・・・という方もいるので、時間をかけて実現したいです。

世間にこの活動をアピールする方法を教えてください。

今回のインタビューもアピールの一つですが、個人的には話すときには相手がいることを大切にしてきたので、今はやりのSNSも"誰かわからない人に発信する"ことへの抵抗があるといえばあります。
だけど、今はそういう時代。
これから10年20年続ける中では、波に乗らなければいけないということも感じています。
本音では、口コミや人の輪がつながることでアピールになればいちばんですね。
また、カウンセリングに関しては対面が基本ですが「顔が見えないからこそいい」という方も一部いるのではないかという気づきがありました。
“遠くにいるけれどいつも同じ人”というのが、むしろいいのかもしれません。
そこで、オンラインカウンセリングも視野に入れています。
自分の活動を「これ」という型には はめたくないですね。

活動で収益を得るために行っていることはありますか?

実はまだほとんど利益は出ていません。
「いつまでもボランティアでなく、仕事として割り切ってお金をいただくことも必要」と多くの方から助言をいただいて起業しましたが、今もお金をいただくことに若干の抵抗はあります。
けれど、「自分を安売りするな」と言っていただき、今まで自分に投資してきたことを考えると、確かにそうだ、と思い至りました。
ボランティアはボランティア、仕事は仕事、として収入を得ることもきちんと考えなければ、と思っているところです。

活動をしていて心からよかったと感じることは何ですか?

やっぱり、「楽しかった」「また来るよ」の声をいただけることです。
これはスキーインストラクター時代の話ですが、修学旅行でスキー初体験のお子さんが帰宅後に家出、スキー学校を通して連絡がきたことがありました。
親御さんが、東京から岩手のスキー学校の先生のところに行ったのではないか、と思われたそうです。
それだけお子さんに深く関われたのかなと感じた出来事でした。
(数日後、お子さんは関東圏内の駅で無事に保護されたそうです。)

この活動をしていて大変な事は何ですか?

世の中が細分化されすぎて、「専門バカ」が多いなと感じます。
自分の専門以外はド素人、役所でも部署の担当の仕事しかできない・わからないなので、住民側からするとたらい回しにされたように思います。
病院もそうですよね。
総合力・一般教養と思われることも欠けていて、非常にやりづらさを感じることがあります。
何かをやるには役所のハンコが必要なのに、それがいちばん難しいのです。

活動とプライベートを両立する為に、どのような事を工夫していますか?

とにかく自分自身が楽しくわくわくしているので、仕事と遊びの境があまりありません。
遊んでいるようで仕事している、仕事しているようで遊んでる?常にそういうスタンスです。
だから、あまりお金にはならないのかもしれませんが・・・

活動以外で最近夢中なことはありますか?

すべて夢中です!!
スキーは今年も30日以上は滑ったほど好きです。
以前は海外にも行きました。
夏場は月2回は山登りをします。
常に新しい情報を身に着け、自分自身が常にステップアップしなければ、と思っているので、今も月に2回は仙台へ学びに行き、週に1回の教室にも通っています。
いつも教える側だとドツボにはまるので、バランスを大切にしています。
それから、なんでもかんでも先生になってしまわない、ということも心掛けています。
養成講座などの講師のお誘いを受けることもありますが、「趣味だからやらない」という分野もとっておきます。
組織に属すると、組織に外れた活動ができない窮屈さを感じることもあるので、個人の趣味、趣味仲間とのつながり、というのも大切にしたいです。

今頑張っている人に伝えたいこと・応援メッセージなどお願いします。

まず、動くことです。
頭で考えていても始まりません。
経験に勝る教科書はなし!
やってみれさえすれば、成功も失敗もすべてが肥やしになると思います。
「まずやってみよう!やってみることが何かになるよ」というのをいつも言っています。
特に20~30代の方は若いうちにたくさん経験して、30までに何か一つを決めてみてください。
「何か」を持っていると、すぐにでなくても活きる時がきます。
“自分軸”をもっておいてほしいなと思います。
活動内容

自由空間PRATERIA

基本的な言葉の習得によって読む・書く・話す力を向上させることを大切に、それぞれのお子さんに合わせて指導する<こどもじゅく>
「KOTOSE式脳活音読」や運動で「死ぬ前の日まで自分の意志で考え、動く」ことを目標とした<シニアワーク>
自宅とオンラインでのカウンセリング活動も始動しています。

プロフィール

吉澤 こずえよしざわ こずえ

少子高齢化、心の時代。
小さなお子さまからシニアまで、こころとからだの健康をモットーに幅広い活動をしています。
ひとりひとりが自分の考えを持ち、自分らしく暮らすサポートをしたいと思っています。

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