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樽川 めぐみさん【NOW SARA vol.59】神奈川県在住|株式会社横浜GLITTER キラッとハウス 専務 及び Japan Cleaning School 運営責任者

片付け・整理・収納・生活
  • 2021.01.18
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★株式会社横浜GLITTER キラッとハウス 専務 及び Japan Cleaning School 運営責任者の樽川 めぐみさん

樽川 めぐみさんに、今頑張っている女性として、インタビューを行いました。

簡単な生い立ちをお願いします。

自営業の両親のもと、大阪で生まれ育ちましたが、阪神大震災で父の経営している会社が倒産し、夜逃げ同然で関東に来ました。多額の借金があり、両親の仕事も安定せずに各地を転々としながら10代を過ごしました。
その後、教員になる夢を持ち、服飾の短大に入学して家庭科の先生を目指しました。しかし、通学している間に教員免許を取得できる制度が変ってしまい、通っていた短大を卒業しても教員免許が取得できず、家庭のためにも退学を決意しました。
そして、19歳から両親の経営する内装会社で働き始めました。通信教育で大学に通いながら働きましたが、仕事がとても忙しく、20代前半は現場作業に明け暮れる日々でした。当時はフロアコーティングが流行しており、父が編み出した独自のコーティング方法で、フロアコーティングの職人として活躍しました。

この仕事(活動)を始めたきっかけは何ですか?

主人が代表を務めているハウスクリーニング専門店の「キラッとハウス」は、開業して15年目のお店(2020年時点)です。当時、私が主人と出会った時は、キラッとハウスは既に9年目に突入していました。その頃、私は大手清掃会社にパートで勤めていて、清掃の技術を学ぼうとしていたのですが、現実は違って、なかなか清掃の腕が上がらないことにモヤモヤを感じていました。
そんな時、アメブロを通して主人のブログを見つけて、ブログに書かれていた清掃に対する熱意に圧倒されて、「働かせて下さい!」とメールを送ったのが、出会いのきっかけです。メールを送った後、主人と面談になったのですが、当初、洗剤の成分やどのようにして清掃作業で使用する道具を仕入れるか等、まだまだ勉強が足りない部分を指摘され、今勤めている会社を辞めるにしても、いくらでも学ぶことができるし、調べることもできるのではないかと諭されました。
それから意識が変わり、自分から積極的に社内でも多くのことを学んで必死にメモに記録し、その大手清掃会社のパート社員を退職した後に独立して、主人の店の外注業者として弟子入りしました。清掃への熱量が同じぐらいである主人と話が合い、当時の親方と結婚して、キラッとハウスの仕事を手伝うようになったのが4年前です。

小さい頃からこの仕事(活動)に興味がありましたか?

全くなかったです(笑)ハウスクリーニングという仕事もまだ普及していませんでした。
10代の頃は、親の仕事の関係で、転校することが多く、なかなか友人もできないことがありました。そういった時に、支えてくれていたのが、学校の良き先生方でした。そのため、小さい頃は、学校の先生に憧れがありました。

仕事(活動)内容について教えてください。

現在は専務として、神奈川県域で展開しているハウスクリーニング専門店「キラッとハウス」の運営を任されています。受注、発注、見積、新商品の開発等、様々な業務を行っています。 2年前から、「Japan Cleaning School」というセミナー事業部を立ち上げて、全国の清掃業の同業者さんへ清掃方法のセミナーやコンサルティングを行っています。現在では企業から清掃作業員への指導のコンサルティングや、薬剤・資機材メーカーさんとコラボセミナーも開催し、オンラインサロンの運営も始めました。

最初の仕事(活動)の思い出は?

初めて主人に現場での作業を見せてもらった時は、目からうろこでした。大手清掃会社に勤めていた時は、会社で販売している洗剤のみを使用しなければならず、色んなメーカーの洗剤を使えませんでした。そのため、どうしても最終的には「マンパワー」で、要するに人力でひたすら擦ってそぎ落として、汚れを落とす作業が多かったです。特に繁忙期は、子どもを抱っこできないぐらい腕が疲れてしまい、さらに食べても食べても体重が増えずに、疲れが溜まる日々でした。
このように、今まで「マンパワー」で落としていた汚れはもちろん、汚れが落としきれなくてお客様に「これ以上は落ちません」と伝えていた汚れも、主人が清掃を始めると力を入れなくてもするすると汚れが落ちていき、まるで魔法のようでした。
主人は、洗剤の成分はもちろん、水の量、熱、汚れが付いている素材についてもものすごい知識と経験があり、汚れが落ちるメカニズムをしっかり理解していたため、するすると汚れを落とすことができたんです。今まで私が行っていた清掃の方法は、一体何だったんだろうと愕然としました。

ある1日のスケジュール

仕事内容によって変わりますが、大体、下記のようなスケジュールで活動しています。

始めたばかりの頃の苦労話

私は独立して社長になりたいという夢があったので、最初の頃は、主人と結婚してキラッとハウスの仕事をするのが実は嫌でした。
そのため、主人の会社に入って仕事をしていくのは自分のやりたいことと違いましたが、主人が「嫁さんと一緒の仕事をしたい」という強い思いがあったことと、主人が苦手だった経理や事務の仕事がたまたま私が得意だったので、結果的に一緒に仕事をしていくことになりました。
始めた頃は、元々いる職人さんとコミュニケーションを取って人間関係を築いていくのが大変でした。さらに、仕事の内容を発注する業務がややこしく、主人に怒られることもよくありました。家に帰ってから口を聞きたくないと思うことも、、数年間は多々ありました(笑)

この仕事(活動)をしていて嬉しかったこと

最初は主人の手伝いのような形態で仕事を始めましたが、「もっとこうしたら仕事が増えるんじゃない?」という事を主人に提案して実際に形にしていくうちに、会社の売上が当初の3倍になりました。
始めて1~2年ぐらいは周りに知り合いもおらず孤独を感じてしまい、なかなか自分の価値を見出すことができなかったのですが、「自らの価値は自ら作り出さなければならない」と意識を変えるようにしました。まずは、社内で自分の呼び名が「嫁さん」、「かみさん」になっていることに変化をつけたいと考え、自分自身で「専務」と名乗るようになりました。
すると、意外と「めぐみ専務」という名称がSNS等を通じて瞬く間に広がってしまい、今では「めぐみ専務がいてくれたから清掃の仕事に価値を見出せた」と言っていただけたり、私が見積もりに行ったお客様から喜んでいただけたりと、大変嬉しい反響がありました。この仕事をやってきて、良かったなと思います。

この仕事(活動)をしていて大変なこと

ハウスクリーニングの市場は、今より10倍ぐらい伸びるのではないかと言われています。実際、「ハウスクリーニング」という言葉や仕事内容を知らない方もまだ沢山いらっしゃいます。
現在、清掃業界全体において、ポータルサイトの登場やコロナの影響もあって、価格を値引きせざるをえない業者さんも沢山いらっしゃいます。弊社も、他社と値段で比較されて、安い方に頼むからと言って断られることは何度もありました。
今は努力の甲斐があって、お客様から是非キラッとに清掃を頼みたいと言われることも多くなり、徐々に「キラッとハウス」がブランド化しつつあります。
今後は、スタッフに「私たちはハウスクリーニングという作業を通して、お客様に快適な未来を提供する、価値の高い仕事をやっているんだ」という誇りを更に持って欲しいし、そういう思いで仕事に取り組める環境づくりにも力を入れたいですね。お客様には、「ハウスクリーニングは予想以上に良質なサービス」と感じていただけるような価値提供を続けたいし、沢山の人にハウスクリーニングを体験していただく事が課題です。

この仕事(活動)に対するこだわり

「落とせない汚れはない。」というのが私たちのポリシーなので、どんな汚れでも落とし切りたいというこだわりがあります。その上で、お客様がどういったハウスクリーニングを必要としているのか?をきちんと見極めて、1人1人に見合うきめ細やかなサービス提供ができるよう、私たち一人一人が更に成長していきたいと思っています。
ハウスクリーニングを依頼する経緯は、人それぞれです。例えば、出産を控えている方の場合、産後に家族と赤ちゃんが安心で清潔な空間で過ごしたいから、という理由で依頼をしてくださいます。
ただ汚れを落として終わりの清掃屋さんではなく、お客様の理想の未来を実現するサービスを提供したいです。

この仕事(活動)をする際に気を付けていること

例えば電話対応では、ハイブランドのクレジットカードの電話受付のような丁寧な対応を心がけています。お客様の電話を受けた時から、私たちのサービス提供が始まっています。そのため、お問い合わせの時から最高の接客を目指すようにしています。
お仕事の依頼は約7割が電話で、3割はメールといった割合なので、電話対応には気を使っています。また、サービス提供時には、アピアランス(見た目)や清掃道具の綺麗さ等にも、常に配慮を欠かさないようにしています!

世間にこの仕事(活動)をアピールする方法

今はとにかくSNSです!毎日何かしら1更新を目指しています。良いサービス提供をしていけば、口コミや紹介も自然と増えていきますが、それ以上にSNSで外に向けて発信し続けることはとても大事だと思います。
いくら良い仕事ができても、発信していなければ知られる事は無いんです。 また、SNSは世界中から見られるので、発信力が大きいと感じています。

いつも仕事に持ち歩いているもの

Macbookpro、スマホの三脚、iPadは常に持ち歩いています。いつでもLIVE配信や撮影できるようにしています(笑)是非、動画を見てくださいね!
そして、絶対に欠かせないアイテム「ノート」です。叶えたい夢や日々の気づきをノートに書き、自分自身の内面や感情と向き合うことで、1つずつ夢が叶ってきました。そのため、ノートに書くという習慣を続けています。

仕事(活動)とプライベートの両立で工夫しているのこと

仕事が忙しいので、実は両立は全くできていません(笑)とりあえず、自宅に帰ったらなるべく仕事をしないように意識しています。そして、スマホゲームで遊んだり、ネットフリックスを観たり、子どもと遊んだりして、気持ちを切り替えています。また、子どもの予定は仕事の予定が入る前に入れたり、先に家庭の予定を入れたりしておくことも大事ですね。

日常生活で意識していること

とにかく美容を意識しています。最近、ラインアナリシスという骨格診断のコンサルをプロに受けてから、自分の見た目を更に意識するようになりました。髪もバッサリ切って、ショートカットにしています(※インタビューの掲載写真は、髪が長い頃の写真)。リファでコロコロしたり、口角をあげる体操や、フェイスマスクを使ったり、毎日欠かさずお手入れをしています。食生活もなるべく野菜をとるようにする等、気をつけています。

この仕事(活動)で最近特に力を入れていること

もうすぐキラッとハウスから新商品をリリースする予定です!今まで業界に無かったタイプの商品で、お客様の声をもとに作ったので、発売がとても楽しみです!
また、2年前までは主人と私の2人がメインで店舗運営を行ってきたのですが、2年前からパート社員を採用し、今では社員が4人に増えました。社員が増えてくると難しいのは、やはり主人の清掃テクニックを伝えることで、文章では難しいので、作業を動画撮影をして、動画マニュアル作成に取り組んでいます。

この仕事(活動)以外で最近夢中なこと

仕事に関連するかもしれないですが、動画作成に興味があって、コンサルを受けています。既に、「Insta 360」というアクションカメラを購入しました。早くYoutubeにアップする動画が作りたい!
また、読書も日課です。最近では友達のレコメンで、瀧本 哲史さんの「2020年6月30日にまたここで会おう」という本を読んでいます。

今後の目標を教えてください。

できたらいいなという感じですが、キラッとハウス2店舗目を出すことです...!当面は、スタッフのスキルアップを重視し、セミナー事業部を更に充実させたいです。

この仕事(活動)を行いたい人が身につけておいた方がいいこと

技術はもちろんなのですが、見た目(アピアランス)が大事です。自宅に人をあげるお客様目線で考えると、清潔感のある方に来て欲しい。 そのため、接客マナーとアピアランスは、重要視するべきです。

今目指している人に伝えたいこと・応援メッセージ

私は阪神大震災で被災してから家をなくし、友達と別れ、大好きな地元の大阪を離れて各地を転々としながら10代を過ごしました。10代の頃は本当に精神的にも苦しくて、自殺することを考えたり、親や境遇のせいにしたり…真っ暗な日々でした。
親の仕事が安定せず貧乏で、一度目の結婚も上手くいかず、20代の終わりに、まだ保育園通いの娘がいる中で「自分の人生は終わってるな」と思いました。
そんな自分が一念発起して、清掃という仕事に出会って夢中になってから、人生が大きく開けました。やりたい事がある人は、まずは一生懸命打ち込んでみる事。すぐに結果が出なくても、数年間は頑張ってみる事で何か見つかるかもしれません。
自分の将来を先にイメージして書き出しておく事もとても大事だと思います。何歳からだって新しいことを始めるのに遅すぎることはありません。いつからでも自分自身をスタートできます。
活動内容

創業15年目のハウスクリーニング専門店の専務として活躍中!

神奈川県で主人が創業して15年目のハウスクリーニング 専門店、キラッとハウスの専務「めぐみ専務」として経営に携わっています。新商品の開発、スタッフ育成、受発注、新規顧客開拓、SNS運用など、様々な業務を行っています。セミナー事業部の「JapanCleaning School」では清掃業、清掃部門に携わる企業に向けて、オンラインサロンの運営や講座、コンサルティングを行っています。清掃業界のインフルエンサーを目指して活動中。現在はお掃除アドバイザーとして、ライターの仕事も頂いています。

プロフィール

樽川 めぐみたるかわ めぐみ

株式会社横浜GLITTER キラッとハウス専務、JapanCleanigSchool運営責任者。
代表は主人で夫婦二人三脚の経営。SNS上の認知度も高く、「めぐみ専務」の愛称で親しまれファンも多い。 セミナー事業部のJapan Cleaning Schoolは「清掃業の発展からいつまでも綺麗な日本を」をテーマに掲げ、清掃業界と、清掃部門の底上げを目指す。

【保有資格】
・整理収納アドバイザー2級
・掃除能力検定5級
・OCT=オーダーコントロールテクニシャン(臭気コントロール)/IICRC認定
・UNGERガラスクリーニングコース技術認定者

【出演監修メディア】
フリーペーパー「架橋」現場女子ファイルVOL12に掲載
フジテレビ「徹底追跡!アレこうやって掃除してたんだ!!」T V出演
「今の大ヒットはこれだ!!」雑誌掲載/「ビルジョ」ウェブ掲載 など

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