★中間管理職のためのメンタープログラム「Good Team」を運営する山田 聖子さん
「Good Team」代表の山田 聖子さんに、今頑張っている女性としてインタビューを行いました。
簡単な生い立ちをお願いします。
大分県出身で、大学進学を機に上京しました。新卒でアップルジャパン株式会社に就職した後、ソフトバンクグループ、リクルートにて一貫してマーケティングを経験してきました。
その後、2018年に個人事業主として独立。2020年4月に株式会社Hitoiroを設立し、中間管理職のためのメンタープログラム「Good Team」を運営しています。
この仕事を始めたきっかけは何ですか?
会社員時代に、中間管理職としてマーケティング組織をマネジメントしながら戦略立案から実行まで幅広く経験してきました。その際に、組織として実績を出せる組織は、実務でもスキルでもなく「人の本気に火をつけられるマネジメント」が必ず行われているということを強く実感しました。
どんなに念蜜に作りあげられた経営戦略や事業戦略が立案されても、それを実行する人が本気でやる気になり戦略を実行しなければ実績はつくれないという組織の根本課題に直面し、それを克服した経験から、中間管理職のためのメンタープログラム「Good Team」を立ち上げました。
仕事内容について教えてください。
2020年4月に株式会社Hitoiroは、『働く感動をすべての人へ』を企業ミッションとした、組織開発支援を行うコンサルティング会社です。具体的には、4つの領域をもって活動しています。
1つ目は、働く個人のキャリアをサポートする「キャリア開発」
2つ目は、中間管理職の組織運営をサポートするための「コーチング」
3つ目は、働く人の働きがいをつくるための「人事コンサルティング」
4つ目は、働く人が実績を作り新たな価値を生み出すための「マーケティングコンサルティング」
最初の仕事の思い出は?
2020年4月に株式会社Hitoiroを立ち上げましたが、新型コロナウイルスの影響は大きかったです。
開業前に契約のお約束をしてくださっていた企業8社全てが4月時点で契約お見送りになりました。今でこそ企業のお客様は少しずつ戻ってきてくださっていますが、会社設立直後にお先真っ暗な状態になり、人生で上位にくるくらい焦りましたね(笑)
私が取り扱っている商材は人に関する事なので、数字の様に目に見えない部分を支援する事が多いです。そのため、売り上げに直結するかが目に見えて分かりにくく、コロナの影響で経営が厳しい企業様の場合は、真っ先にコストカットの対象となります。なので、どの様な状況でも収入が絶えない状態をつくるビジネスモデルの構築が必要だと、非常に大切な学びを開業と同時にいただきましたね
ある1日のスケジュール
7:00 起床
↓
7:15 朝食をとりながら、テレビ・SNSでニュースチェック
↓
8:00 仕事開始
↓
12:00 近所でランチ(家で仕事をする様になってから、御近所さんが増えました^^)
↓
14:00 顧客企業を訪問
↓
16:00 カフェで休憩
↓
17:00 帰宅
↓
17:30 メール対応、事務作業
↓
19:00 夕食
↓
20:30 企画業務
↓
22:30 お風呂~就寝
この仕事をしていて嬉しかったこと
中間管理職のためのメンタープログラム「Good Team」を運営している上では、中間管理職の方々が自分らしい組織マネジメント方法を確立して組織開発に取り組み続けた結果、その組織全メンバーが意欲的に働き組織目標を達成できたときは最高に嬉しいですね!
この仕事をしていて大変なこと
私の仕事は「人」のことなので、正解は1つではなく、人の数だけあります。
その点で、私一人の知識や価値観だけでは仕事ができないという点は大変でもあります。
各専門領域の専門家の方々のお力添えを頂かなければ、お客様をサポートできない事が多く、日々サポートいただき学びをいただける外部パートナーの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
いつも支えていただき、本当にありがとうございます!
この仕事に対するこだわり
中間管理職の役割を見直し、組織マネジメントの質を向上していく企業を増やしたいですね。
近年の中間管理職が置かれている状況は、経営や人事の方々が想像する以上に多重責務になり、時間と人材不足でプレイングマネージャー化してしまっている方が多いのが現状です。マネジメントにまで手が回らないことが多いです。
この状況を改善しない限りは、中間管理職本人だけでなく、その組織で働くスタッフのエンゲージメント低下を招き、業績に低下に影響がでるでしょう。その様な状況を生まないためにも、中間管理職のサポートを企業としても強化していくべきだと考えています。
世間にこの仕事をアピールする方法
「Good Team」サービスは、2020年6月にリリースしたばかりの新しいサービスです。
そのため、お客様から安心してお申し込みいただける状態をつくることが第一優先事項だと考えています。
今お取引いただいている企業様からの信頼を作り、弊社をご紹介いただける様に弊社サービスへの満足度向上を大切にしています。
いつも仕事に持ち歩いているもの
パソコン、スマートフォン、モバイルバッテリー、イヤフォン、名刺ケース、メイク道具
仕事とプライベートの両立で工夫していること
お恥ずかしいことに、正直、仕事とプライベートの線引きがあまりなく、殆ど仕事を行っている状態ですね。
会社設立したばかりなので、一定の売り上げが確保できるまではこんな状況なのかもしれませんね。
ひとつ気をつけていることは、睡眠の質を高めるということです。
寝るスペースには仕事に関するものが見えない様に部屋の家具の配置などは工夫しています。寝る時に仕事が気になる様な状況を作ると、しっかり眠れず寝不足になるので仕事の質が低くなってしまうんですよね。
日常生活で意識していること
行動するためにどうしたらいいかを常に考えています。
行動することを悩んだり考え込んでしまった時には、自分が不安に思っていることが現実の事実なのか、自分の思い込みなのかをきちんと確認・情報整理することを大切にしています。自分の可能性を狭めてしまう思考をしないように意識していますね。
今後の目標を教えてください。
「働く感動」を持って自分らしく働ける人材を一人でも多く生み出すことです。
そのために、中間管理職の組織運営をサポートし、中間管理職だけでなくその組織で働くメンバーが働くことに感動を持てる状態を共に作っていくサービスを強化していきたいと考えています。そのために自社の従業員も増加して、お客様へのサービス提供の質と量共に拡大していきたいです。
この仕事を行いたい人が身につけておいた方がいいこと
これからの中間管理職としてご活躍される方は、今後、個と向き合っていくマネジメントに切り替わりつつあるので、いろんな人材の価値観を理解できるだけの柔軟性が必要だと思います。自分の軸もしっかり持ち、相手のことも考えられる、そういった能力が大切だと思います。
今目指している人に伝えたいこと・応援メッセージ
自分の可能性を閉ざさないように「どうやったらできるか?」を考えてみることを是非やってみていただけたらと思います。
何か壁にぶつかると、「できない理由」を探すことや、自分の中での「当たり前」を正当化してしまうという瞬間が人間なら誰しもあると思います。できない理由はできる様になるポイントですし、自分にとっての当たり前は他人にとっての非常識でもあります。自分の視点だけでなく、是非視野を広げ得てたくさんの価値観を取り入れられる柔軟性を持てる様に意識した上で、困難にぶつかった際には「どうやったらできるか?」を考える癖づけを是非してみて頂ければと思います。
一緒に頑張りましょう。
活動内容
中間管理職のためのメンタープログラム「Good Team」を運営
日本全国の企業を対象に、対面・オンラインで中間管理職のためのメンタープログラム「Good Team」を運営しています。
パーソナルコーチング、システムコーチング、キャリアカウンセリングを応用し、中間管理職の方々の組織運営をサポートしています。
私たちは、中間管理職が組織ミッションとメンバーのマネジメントをしっかりと行える様になることが、中間管理職ご本人だけでなく、組織メンバーの働きやすさと生きやすさにつながっていくと考えています。
少しでも多くの働く方々に、働きやすい環境でご自身のやりがいを持てる仕事で成果を出せる様になって欲しい。そのことがこれからの人生100年時代を楽しみながら生きる土台になっていくでしょう。そのためにも、マネジメントを行う中間管理職のサポートが重要だと考え「Good Team」を運営しております。
プロフィール
山田 聖子やまだ まさこ
株式会社Hitoiro 代表取締役、品川区立創業支援センター起業相談員、米国CCE,inc認定キャリアカウンセラー。
アップルジャパンを経て、ソフトバンクグループ入社。マーケティングストラテジスト、新規事業担当として「さとふる」の立ち上げ、組織開発担当を務める。その後、リクルートマーケティングパートナーズにて、ブランディング、WEBマーケティング、組織開発を担当し、組織開発でマーケティング効果を最大化するマーケティングコンサルタントとして独立。2020年「働く感動をすべての人へ」をミッションに組織開発を通して現場の推進力・組織力を高めるための人事施策を支援する株式会社Hitoiroを設立。
Twitter@yamada_masaco
Facebookユーザーネーム@masaco.masako
この記事に関するキーワード
キーワードから記事を探す