仕事の後も、夕食の支度やお子さんのお世話など、毎日バタバタとあっという間に時間が過ぎるワーママ。
3歳のお子さんとママ・パパの3人家族、35歳とあるワーママW子さんの1日のスケジュールを見てみましょう。
家族の誰よりも早く起きるW子さんは、5:30〜6:00頃に起床。
家族の朝食の準備・自分とパパのお弁当の支度・洗濯・メイクなど、お子さんが起きてからでは難しい作業をそれまでの1時間ほどで効率よく進めていきます。
可能な限り、夕食の下ごしらえも済ませてしまいます。
また、自分磨きや趣味の時間を作るために、さらに30分や1時間早く起きているワーママもいるようです。
W子さん起床からおよそ1時間後、家を出るのが早い家族から順に起こしていきます。
食事は子どもと一緒に。
食後は、子どもの身支度を整え、残りの家事を済ませます。
朝は多少余裕のあるパパに、子どもの面倒やごみ捨てなどを任せています。
子どもを保育園へ送りながら、自分も出勤します。
近所の保育園へは自転車、その後駅からは電車で移動です。
W子さんにとって、この電車移動の30分が意外と重要。
ニュースサイトのチェックや読書、好きな動画を見るなど、自分のために費やします。
W子さんは自分で保育園の送迎をしていますが、夫婦で分担しているご家庭も多いようで、送るのがパパ・お迎えはママと分けていることもあるようです。
フルタイムで働くW子さんは、9:00から18:00までの勤務。
育休明けは短時間勤務でしたが、子どもが保育園に慣れ、保育園からの呼び出しの回数も減った段階で、フルタイムに戻しました。
ただし、保育園のお迎えに19:00までに行かなければならないため、基本残業はせず時間内で仕事を終わらせます。
ランチは、唯一子どものお世話なしで、ゆっくり食事がとれる時。
時には同僚と気になるお店で、ご褒美ランチをすることも。
退社後、18時台には慌ただしく子どものお迎えに行きます。
なかなか帰りたがらないこともあり、自分の思い描いたスケジュール通りには進まないこともしばしばです。
中には朝よりも帰る方に時間がかかるワーママも。
場合によっては、保育園のお迎えの前に食品の買い出しへ行くこともあります。
帰宅すると、まずは夕食をとります。
朝のうちに下ごしらえをしてあるため、調理には時間がかかりません。
寝かしつけまでの2時間は、ワーママにとって戦場。
慌ただしく夕食をとった後は、片付けをしつつ、保育園のお便りや連絡帳にも目を通します。
食後のお腹が落ち着いたところで、お風呂へ。
お風呂や歯磨きが早く済ませられた日には、お子さんとの団欒も楽しみます。
パパが帰っている場合は、少しでも早く子どもが寝られるように、家事分担もしています。
中には、お風呂は必ずパパと入ることにしているご家庭もあるでしょう。
ワーママの多くは、子どもの寝かしつけは21:00を目安にしているようです。
子どもを寝かしつけするのと同時に、自分自身も寝てしまう方もいれば、寝かしつけ後は夫婦水入らずで晩酌・食事の後片付けや洗濯をたたむなどの残った家事を済ませている方も。
時間のないワーママは、家事の時間を朝か夜どちらかで集中して済ませている方が多いようです。
ワーママに共通するのは、「睡眠時間はできるだけ削らない」こと。
次の日に疲れを残さないために、最低限の睡眠時間だけは確保しています。
では、独身の「バリキャリ」30歳女性B美さんの1日のスケジュールも見てみましょう。
B美さんは、仕事に意欲的でキャリアアップを目指しており、仕事で何かを成し遂げることを楽しむタイプです。
年収も比較的高めで、自由になるお金も多め。
お金に困っていない分、結婚は必ずしたいとは思っていません。
バリキャリ女性はお金に余裕のある方が多く、自分磨きにお金をかける方も多いようです。
朝は、出発の1時間前に起床。
仕事の効率をアップさせるために、朝食は必ずとっています。
今日は、昨夜の夕食が遅かったため、ヨーグルトとコーヒーだけで簡単に済ませます。
メイクの時間は15分ほど。
薄すぎず濃すぎないメイクを意識しています。
運動不足解消のために、会社の最寄り駅の1駅手前で降車。
1駅分は英語のポッドキャスト(音声配信)を聞きながら歩きます。
仕事が忙しい時は徒歩をやめ電車で通勤し、少し早めに仕事を開始。
自分磨きのために、極力遅くまで残業はしません。
仕事は9時から18時までで、可能な限り18時台には仕事を終わらせます。
繁忙期に22時を過ぎても仕事をしていた時期もありましたが、コンプライアンス重視で最近はそこまで遅くなることはありません。
平日週に2回はジムへ。
1時間ほど体を動かして帰ります。
ジムは、土日もどちらか1回は2時間ほど行くようにし、週に3回のジム通いが習慣化されています。
帰宅すると、まずバスタイム。
ジムで汗をかいているため、食事の前にお風呂に入ります。
食事は自炊派。
無心で料理をしている時間が何よりのリフレッシュです。
食後は、資格取得の勉強やTOEICの勉強などに時間を使います。
勉強も眠くなってしまうと非効率なため早めに切り上げ、就寝30分ほど前には布団に入り趣味の読書を楽しみます。
長めに7時間半ほど睡眠をとりたいので、何事もなければ23:30には眠りにつきます。
資格取得や英語のポッドキャストを聞くなど、キャリアアップにも余念がないバリキャリ女性のB美さん。
しかし、運動や料理など必ずしも仕事とは関係ないことも楽しんでいます。
バリキャリといっても、最近のバリキャリ女性は仕事だけが人生だとは思っていないようです。
最後は、結婚3年目で子どもはまだいない「ゆるキャリ」女性Y代さんの1日です。
販売の仕事はシフト制。
時間が不規則になりがちですが、パートナーと協力して家事をしています。
そろそろ子どもが欲しいと思い始めた32歳です。
仕事場が近いため、朝は比較的ゆっくり起床。
先に起きたパートナーが朝食の準備をしている間に、洗濯を干し、簡単に掃除を済ませます。
先に出発するパートナーを送り出した後で、メイクなど自分の支度を済ませて仕事へ出発です。
自転車で15分ほどの距離にある職場へ。
雨の日以外は基本的に自転車を使っています。
仕事開始の30分前には到着し、ゆっくりコーヒーを飲みながらSNSを眺めるのが日課です。
販売の仕事は、ショッピングモール内にあり9時開始と12時開始のシフト制。
身体に負担はありますが、好きなものを扱う仕事なので満足しています。
今は正社員ですが、子どもができたら必ずしも正社員でなくてもよいと思っています。
自分らしく、そのときにやりたいと思う方法で好きな仕事ができればよいという考え方です。
18時にシフトが終わると、ショッピングモールをぶらぶらしながら食事の買い出し。
基本は自炊ですが、おいしそうなお惣菜があれば買っていくタイプで、無理して必ず自炊をするとは決めていません。
時には会社の同僚や旧知の仲間と飲みに行くこともありますが、早く帰ったときは夕食の支度をしています。
結婚後は、旦那さんと晩酌がてら食事をするのが毎日のルーティンです。
早番で時間に余裕のある日のリラックスタイムには、動画配信サービスで趣味の映画鑑賞を夫婦で楽しみます。
翌日も仕事の日は、早めに就寝。
仕事柄土日休みではなく、休みの前日は、パートナーが寝た後に好きなYouTubeを見たり、SNSを眺めたりしてぼんやりと過ごすのが楽しみのひとつになっています。
ゆるキャリの特徴は、無理をしないこと。
もちろん仕事は頑張りますが、必ず出世したいとまでは考えていません。
楽しいと思えることを最優先に過ごしています。
通勤時間や仕事で次の予定まで少しだけ時間が空いたときなど、隙間時間を有効に使いましょう。
短時間でできるタスクをいくつかストックしておくと、スムーズに取り組めます。
たとえば、社内メールの返信や保育園から届いたお便りに目を通す、夕食の簡単な下ごしらえやお風呂掃除など。
自宅でも職場でも何かしら短時間でできるタスクがあるはずです。
毎日慌ただしいワーママはとくに、時短家電を愛用しています。
ロボット掃除機や電気無水鍋・食器洗い乾燥機などです。
購入にお金がかかると思うかもしれませんが、時間はお金では買えません。
無駄な時間を極力減らし、家族との時間や自分自身のレベルアップの時間を少しでも長くとるために投資しているのです。
誰でも1日は24時間です。
その時間を少しでも有効に使えるように考えてみましょう。
仕事とプライベートのメリハリをつけることも重要です。
プライベートの予定が仕事の後に入っているなら
・残業にならないようにいつも以上に集中して、定時に仕事を切り上げる
・家には仕事を持ち帰らない
などを決めておくだけで、それぞれの時間を楽しめます。
それぞれに全力で取り組むことで、満足度もアップ。
ストレスも溜まりにくくなるでしょう。
スケジュールをぎちぎちに組んでしまうと、突発的に何かしなければならなくなったときに、すべての予定が狂ってしまいます。
予定と予定の間には少しの余裕を作り、ゆとりをもって行動するのがベストです。
無理をすれば、ミスが起こりやすく心のゆとりもなくなります。
何事もなければ、余ったゆとり時間を有効に使えるため、リフレッシュ時間に充てることもできるでしょう。
何の予定も入れない日を作るのもひとつの方法です。
普段できない自宅の大掃除や、予定を決めない外出など、気持ちのリフレッシュに使えます。