★セミーマノンカンパニー 代表の川崎 世津子さん
川崎 世津子さんに、今頑張っている女性としてインタビューを行いました。
簡単な生い立ちをお願いします。
◎3歳からピアノを習う。
◎4歳で無免許運転のバイクに跳ねられ、約1週間意識不明になったが、一命を取り留める。
◎5~6歳の時に母が民謡を習い始め、毎週、母のレッスンについていった。そこで、民謡を全部覚え、先生の前で歌い褒められる。そこから歌うと褒められるようになる。その頃から親戚のあちこちから結婚式に呼ばれて歌うことになり、歌手になる夢を持ちはじめる。
◎子供の頃の習い事はピアノ、珠算二級、書道一級。小学生・中学生の頃はソフトボール部やテニス部に所属し、朝から晩まで運動をしていた。
◎高校を経て進学し、東京へ。
◎上京した頃、花嫁衣装のモデルを経験。その後、平尾昌晃先生が審査員のコンテストで優勝しスカウトされ、歌手になる。(徳間ジャパンからデビュー)
◎三年後、見切りをつけて結婚し、三人の娘をもうける。
◎兄が飲食店経営を始めたため、そこで手伝いをしながら、調理師免許を取得。
◎38歳の頃から化粧品会社に勤務し、エステを学ぶ。かなり遅いデビューとなる。
◎その頃、三人の娘を連れ、離婚してシングルマザーとなる。
◎その後、三女は9歳でエンタの神様に出演するお笑い芸人になる。付き人の仕事と自分の仕事という大変な毎日を過ごす。
◎3年後、独立。エステティシャンの仕事をしながら、整体も学ぶ。
◎独自の施術を作り上げ、『リンパケアサロンmanon』サロンをオープン
◎福島県白河市の日帰り温泉施設や大田原のホテル内にもサロンをオープン。しかし、後任スタッフが見つからず、スタッフ不足のため撤退。今は宇都宮サロンのみ経営。
◎高校を卒業後、芸能界を辞めた三女がサロンの仕事を手伝うことになる。スパルタ指導で、今ではもうベテランのリンパセラピストとなる。
◎芸人派遣も平行して仕事をしていたので、サロンにお笑い芸人さんが数々訪れるきっかけとなる。スギちゃんが、数年前に来てブログに書いてくれたことも。
◎2年程前から明治座の楽屋で役者さんのケアをするようになる。舞台中、マネージャーさんに呼ばれ、楽屋で多くの役者さんのケアを行う。(現在はコロナ禍のため休止中)
◎現在は、自分を進化させたくてもコロナで動けず歯痒い毎日を送る。
※小さな頃、事故で意識不明になったにもかかわらず、この世に連れ戻されセラピストとなったのは、今のリンパセラピストの仕事が神様から授かった天職だからだと感じています。
この仕事を始めたきっかけは何ですか?
元々、化粧品会社に勤めていました。通常の業務は、秘書・営業・クレーム処理・イベントの司会等を行っていたのですが、他の業務であるエステサロンが人数不足となり、助っ人としてホテルのエステサロンで働く機会が訪れました。そこで、初めてエステティシャンの業務をすることになり、エステについて学ぶきっかけとなりました。
仕事内容について教えてください。
現在は、リンパケアサロンの運営を行いながら、実際にセラピストとして現場で働いています。
最初は、スタッフを育成するオーナーとしての業務のみを行おうと思っていたのですが、スタッフは女性なので、妊娠や結婚といった色んな事情で辞める方が多く、なかなか育成がままならないことが続きました。
3箇所で店舗を開店していたのですが、スタッフ不足のため、やむなく1店舗に絞り、最終的にスタッフ以外にも実際に私が現場に出て、セラピストとして働くことになりました。
最初の仕事の思い出は?
最初からエステの業務についていたわけではなく、30代後半になってからエステティシャンの仕事をしたのですが、周りは20代のエステティシャンが多く、もちろんエステティシャンを目指して学んできた方々ばかりでした。そのため、最初の頃は、果たして自分はエステについて今から学んでも大丈夫なんだろうかという不安はありました。
しかし、年齢的に私はベテランのエステティシャンとして見られることが多く、若いエステティシャンの方はどうしてもまだ自信がついていない部分もあり、私がしっかり引っ張っていくしかない立場になってしまいました。そのため、自信をつけるためにも、スキルを磨き、メンタル面も整えました。
ある1日のスケジュール
現在はコロナ禍なので、なるべくサロン以外は外出しないように気を付けています。
また、手作りの食事を子どもに食べさせてあげたい、母の味として覚えて欲しいという想いから、なるべく自宅で作って、家族で食事をとるように努めています。
起床後、家事等を手早く済ませる
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サロンへ向かって施術を行う
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予約状況によりけり。空き時間に用事を済ませる。
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夜遅くに帰宅になることが多い。
始めたばかりの頃の苦労話
スタッフの育成に苦労しました。先ほどお話ししたように、どうしても女性スタッフの場合、土日が休みではない、結婚・妊娠を機に辞めていく方が多いです。どのサロンさんもこの点は苦労されているようです。また、どのサロンさんも同じとは思いますが、やはり最初は集客面も苦労しました。
この仕事をしていて嬉しかったこと
むくみや痛み等の悩みを抱えたお客様が、施術後にとても笑顔になって帰ってくださることが本当に嬉しいです。
施術は、背中を●分、腰を●分といったようにせず、お客様のご体調に合わせて、オリジナルの施術を行うように工夫しています。また、「神の手」と言われたことがあり、心から嬉しくなりました。男性のお客様もいらっしゃるのですが、施術の際に「上手すぎる…上手すぎる…」と言われて、かえってこちらがすごくいい仕事させていただいたという気持ちになることも多々あります。
また、お客様とセラピストの一対一の仕事なので、すぐに結果が分かるというのがとても楽しいです。また、お客様の中には病気をなさった方もたくさんいらっしゃいます。そういったお客様から、病気のことについて教えていただけますし、私ももっと知らないといけないと思い学び続けるので、学ぶことに終わりのない点も魅力を感じています。
この仕事に対するこだわり
・病気の方、マタニティの方は、スタッフではなく私だけが施術を行うようにしていること
・お話をしていただくことで血流がよくなり身体もほぐれるので、また来たくなるような楽しいサロンになるようにしていること
いつも仕事に持ち歩いているもの
化粧道具、汗拭きシート、マスク、消毒液、ハンドクリーム、爪切り
仕事上、手を綺麗に保っておかないといけないので、ハンドクリームと爪切りは必須です。
仕事とプライベートの両立で工夫していること
少しの空き時間を活用するようにしています。また、この時間は買い物だけ、この時間はこの用事を済ませるというように、明確にやるべきことを決めています。
また、仕事にも響くので、無理しないように心がけています。例えば、「絶対に毎日食事を作る」と思っていると、かなり大変です。「絶対に」という部分は、とるようにした方がいいでしょう。「食事を作らない=楽をしている」と考えるのではなく、「食事を作らないのは、今日は美味しい物を食べに行く日だから。」と違った視点から考えてみるようにしています。
この仕事以外で最近夢中なこと
コロナ禍の前は、明治座の舞台によく見に行っていました。また、明治座で出演される方に施術を行うこともありました。
最近は、愛犬とのスキンシップを楽しんでいます。犬を飼ったことによって、ペットを飼っている方々と交流することが多くなりました。そのため、リモートでペットの免疫マッサージ講習会を行っています。
この仕事を行いたい人が身につけておいた方がいいこと
素直さや思いやりがあり、癒される人であるかどうかが大事だと思います。お客様のケアを行い、楽になっていただきたいという気持ちが一番重要です。
今目指している人に伝えたいこと・応援メッセージ
お客様と接しながらお仕事を行うので、気持ちが重要です。そして、凝りを感じ取る手の感覚が必要です。実際、目を閉じながら施術の練習を行う時もあります。たくさんのお客様を施術して、回数を積まなければなりません。
また、開業するにあたっては、周りの方たちの協力が必ず必要になるので、コミュニケーションを積極的にとって、多くの方々と良好な関係を保ちましょう。夢を持ち続ければ叶いますので、頑張りましょう!
活動内容
リンパケアサロンのオーナーとして活躍中!
栃木県にて、「リンパケアサロン manon」を開業している。オーナー自ら施術を行い、多くのお客様から支持されている。
プロフィール
川崎 世津子かわさき せつこ
化粧品ブランドに入社後、シデスコインターナショナルのインストラクターの指導のもとエステの施術を学び、その後、独立し「リンパケアサロン manon」を開業。独自の施術法を作り上げ、たくさんのお客様に喜びの声を頂く。
お客様の中には、芸人さんや芸能人、プロスポーツ選手、医師、看護師、介護士の方々も多数。
お笑い芸人さんの派遣やとちぎTV親子でシャンプーのCMに出演。様々な場所でリンパの講習会等で講師として活躍。地域貢献・笑いと健康を目指し、色んな事に取り組む。
サロン開業へのスタート講座も開講している。
Instagram@semimanon
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