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NOW SARA vol.38

ワイン文化講師の蜂須賀 紀子さん

蜂須賀 紀子さんに、今頑張っている女性としてインタビューを行いました。

この仕事・活動を始めたきっかけは何ですか?

元々、料理を作ることにとても興味がありました。
銀行に就職しましたが、どうしても料理人になりたいという思いがあり、料理の世界に入りました。都内のフレンチレストランで働き、さらに本場の料理を知りたいと思い、渡仏しました。
現地のレストランで学び、帰国と同時に結婚・出産を経験しました。結婚・出産を経てこれからどのように働いていこうかと考えた時に、フランスでたくさんのワインに出会った経験から、本格的にワインを学んでみようと思いました。
育児期間中にソムリエの資格を勉強し取得し、現在の活動に繋がっています。

この仕事をするまで、今までどのようなことを積極的に行っていましたか?

帰国後はずっと、フランス料理教室やワイン教室を個人で開催していたのですが、同じフランス料理のシェフである夫が2010年にフランス料理店を開業し、私もソムリエとして店に出るようになりました。
最初の3年間はお店につきっきりで、経営とサービスで忙しくしていました。
結果としてお店を閉めることになったため、ワインをベースにしながら何か別の活動ができないかと考えました。そして、堅苦しく知識を教える教室だけではなく、別の切り口で自由にワインを楽しめるような活動ができるといいなと思い立ちました。

仕事内容について教えてください。

ワイン文化講師としての講師業はもちろん、それ以外にも様々な活動を行っています。
例えば、アロマセラピストで臨床心理士の旧友に相談し、2人で何年もかけながらワインとアロマセラピーとを融合して、「ワインアロマセラピー」という新しい概念を立ち上げました。
漆器専門家の友人とコラボして、「ワイン専用漆器」という商品を開発したこともあります。ワインを通じてそれぞれの国の文化や歴史を知ってもらうことを中心として、「ワインをもっと自由に」、「ワインをもっと楽しく」、「ワインをもっと日常に」、というコンセプトで、ワインの魅力を発信していこうと活動しています。

最初の仕事の思い出は?

初めて飲食の世界に飛び込んだ時のことはよく覚えています。
私は、銀行の仕事を辞めてから調理師学校にも通わずダイレクトにレストランに就職したので、毎日がワクワクの連続でした。
それまでの銀行でのオフィスワークとは全く異なり、飲食店では窓を拭いたり床を磨いたり。朝から晩まで立ち仕事で疲れ果てる日々でしたが、それでも本当に楽しくて、やっぱり私の居場所はこの世界だったんだと実感しました。

ある1日のスケジュール

毎日同じ仕事をするわけではないので、不規則です。資料を1日中作っている日もあれば、打ち合わせを行う日もあり、国内外問わず出張に行く日もあります。
子どもが小さい頃は、必ず夜には家に戻って子どもたちとの時間をつくるようにしていたのですが、今は夜でも仕事に出られるようになったので、以前より活動の幅が広がったなと思います。

始めたばかりの頃の苦労話

飲食店で働き始めた頃の話ですが、未経験のまま飲食業界に入ったので、分からないことばかりで大変なことが多かったです。フランスでの修行中は、帰り道に泣くこともありました。 お料理教室を開講した時は、いい生徒さん達に恵まれて楽しく料理を教えることができました。

仕事中の失敗談と乗り越えたエピソード

夫がフランス料理店を開業した時、私もソムリエとしてお店に立ちながら経営のサポートしていたのですが、経営者としてはまだまだ未熟で、子供が小さくて十分に時間が取れなかったこともあり、上手くお店を軌道に乗せることができませんでした。
その時は、お店を継続させるか、移転するか、クローズするかとあれこれ悩みましたが、うまく移転先が見つからなかったこともあり、結局は閉店という道を選びました。辛い決断でしたが、この経験から学んだことは本当に数多くありました。

この仕事のやりがい・よかったこと・嬉しかったこと

生徒さんから、蜂須賀先生の教室で教えてもらって本当に良かった、考え方がこんなに変わったというような言葉をいただいた時は、本当に嬉しく思います。
記事を書いたり講師として人前に立ったり、誰かに自分の思いや知識を伝える機会を与えてもらえていることは、本当に幸せなことだと実感しています。仕事自体が自分のスキルアップにも繋がっていると感じており、感謝しています。

自分が成長したと感じる時

ルーティンワークではないので、成長したと感じるより、まだまだ成長しないといけないと感じる日々です。
新しい企画をやろうとすれば、必ず必死で勉強しなくてはいけないので、仕事を通じて自分のスキルアップができます。お客様も毎回違いますので、常に新しい刺激があります。アウトプットとインプットのバランスも大事だと思っています。

この仕事に対する3つのこだわり

楽しむこと やり始めたら最後まで力を注ぐこと 期待に応えること

この仕事をする際に気を付けていること

中途半端にならないようにすることです。色んな事を手掛けていると、中途半端になりがちなので、ゆっくり行えることは意識して時間をかけるようにしています。

世間にこの仕事をアピールする方法

ワインアロマセラピーやワイン専用漆器といった、今までにない新しいものを生み出せることが、この仕事の最大の魅力です。
その新しさを伝えるのはもちろんのこと、いかにそれを定着させるかが重要なので、SNSを活用したりイベントを開催したり、常に試行錯誤を続けながら活動しています。

いつも仕事に持ち歩いているもの

飲食店でサービスの仕事をする時はソムリエナイフ、それ以外の時はボールペンと手帳

仕事とプライベートの両立で工夫している3つのこと

仕事が楽しくてストレスがあまりないので、プライベートと分けるという考えがそもそもないです。今は新型コロナウイルス感染症の影響で在宅ワークが多いのですが、子供たちのプライベートを邪魔しないように、部屋を区切って仕事を行うなどの工夫をしています。

日常生活で意識していること

朝の30分は、必ず瞑想の時間をとるようにしています。筋トレも定期的に行い、語学学習の時間もできるだけ毎日とるように心がけています。

頑張れるモチベーションの見つけ方

楽しいことをやるのが一番だと思います。やってみたいという気持ちを大切にしています。

アピールポイントはありますか?

ワインを活かして何かやりたい、飲食店で何かできないか、というようなご相談はいつでも大歓迎です。アイデアを出し合い、楽しみながら形にしていきましょう。
毎日、何かおもしろいことはないかと思いながら活動しておりますので笑、一緒に新たな世界を広げられたらいいなと思っています。

仕事以外で夢中なこと

オシャレは大好きなので、健康と美容には気を遣っています。子育てに必死で自分のことには無頓着な時期もありましたが、やはりいくつになっても鏡を見て笑顔になりたいので。今は、好きなファッションを心置きなく楽しめる体型を維持しながら、心も体も健康でいられるように、自分のための努力をするのが楽しいです。

今後の目標を教えてください。

講師業としては、現在の授業をブラッシュアップして、どんどんオンラインでも授業を行っていきたいと思っています。
また、今後も新しいプロジェクトに挑戦して、ワインを軸とした新しい「マリアージュ」を生み出していきたいと思います。夫婦でフランス料理店を開店した時に立ち上げた会社が、「株式会社マリアージュ」です。主人が急逝し、今は私がその会社を引き継いでいますので、その名に恥じない会社にしていこうと思います。

今後挑戦してみたいことは?

全く別分野の商品とのコラボレーションや、ワインを五感で楽しむことを伝える新しいツールを見つけて、挑戦したいと思っています。

今目指している人に伝えたいこと・応援メッセージ

人生は変化の連続です。女性は特に、環境によって変化せざるをえないことが多いと思います。それでも、悲観したり焦ったりしすぎず、フレキシブルに自分の未来に向かうことが大切だと思います。
子育てに追われる日々が永遠に感じられたとしても、その時期は必ず終わりますから。仕事もオシャレも、その気になればいつでも再開できます。どんな時でも、自分が選択したことに自信を持って、目の前の日々を楽しみましょう。

ワイン専用漆器「テロワール」

ワインと漆の共通点「人と自然の繋がり」をコンセプトに、「アール・ド ・テロワール」という新しいブランドを立ち上げました。

自然の木の恵みに人間の知恵と手仕事を重ね、日常に取り入れ、芸術の域にまで高めていくワインと漆。さらに、ワインと漆は、「五感で感じて楽しむ」という現代人が忘れがちな「目に見えない価値」を思い出させてくれるものでもあります。

この新ブランド「アール・ド・テロワール」のデビュー作が、ワインを五感で楽しむための漆器、『テロワール』です。

口当たりと手触りに究極的にこだわった、新しいコンセプトのワインウェアで、形状は、ワインの香りを最大限に生かすことのできるチューリップ型。飲み口は薄く高級感があり、液体がスムーズに流れるよう設計されています。

片手にほどよく収まる大きさで、手触りは独特な滑らかさ。

木の特性で温度が伝わりにくいので、直接ボウルの部分を手で持ち、ワインのテクスチャーとともに漆の手触りもゆっくり楽しむことができます。

日本でも有数の卓越した技術を持つ職人たちだからこそ実現できた、究極の、そして革新的な漆器です。

活動内容

蜂須賀紀子さんの活動内容を知ろう!

ワイン文化講師としての講師業がメインです。最近では、オンラインでの講座も始めました。
それ以外にも、ワインを通じてそれぞれの国の文化や歴史を知ってもらうことを中心として、「ワインをもっと自由に」、「ワインをもっと楽しく」、「ワインをもっと日常に」、というコンセプトで、ワインの魅力を発信していこうと様々な活動をしています。

プロフィール

蜂須賀 紀子はちすか きこ

ワイン文化講師。早稲田大学西洋史学専修卒。フランス料理の料理長を得て、渡仏。

本場フランス食文化を学び、帰国後に通訳やケータリングなどを行う傍ら、フランス食文化を伝える各種セミナーの開催、料理店へのコンサルティングや執筆活動など、ワインに関する多彩な活動を展開。

近年では、ワインと料理のマリアージュや日本ワインに関する造詣の深さを活かし、様々なプロジェクトもプロデュース。

ワインと日本文化である「漆」をコラボレーションさせたブランド『アール・ド・テロワール』や、ワインを使った各種イベントプロモーションも成功させている。

ワインをもっと気軽に楽しめるように奮闘するソムリエ|蜂須賀 紀子さん|NOW SARA vol.38

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