まずは、働き方別にチェックしてみます。
外回りの仕事でいつも荷物が多めな営業職の女性と、内勤で社外の方と接することのない女性、それぞれのカバンの中身を見てみましょう。
外回りの多い女性営業職は、仕事で使うものを入れるために、大きめのバッグを選ぶ傾向があります。
また、小ぶりのバッグと大きめのバッグ、ひとつずつ持ち歩く方もいらっしゃるようです。
<営業職のカバンの中身>
・財布/定期入れ
・スマートフォン
・ワイヤレスイヤホン
・ハンカチ/ティッシュ
・除菌グッズ
・ペンケース
・手帳
・メモ帳
・名刺入れ
・マイボトル
・ノートパソコン
・モバイルバッテリー
・化粧ポーチ
・エコバッグ
ノートパソコンを持ち歩く方が増えたのは、近年在宅ワークが増加した影響もあります。
営業職の方の荷物は重量があるため、軽量のバッグや負担を分散できるリュックなどで、体の負担を軽くする方もいます。
ただしリュックで営業先へ行きにくい方は、あらかじめ会社に予備のバッグを置いているなどの工夫をしているようです。
このほかにも、営業先で失礼のないように、ブレスケアアイテムを忍ばせている方もいます。
外に出て気分転換できない内勤の方のバッグには、その場でリフレッシュできるようなアイテムが常備されています。
どのようなものを忍ばせているかチェックしてみましょう。
<内勤のカバンの中身>
・財布/定期入れ
・スマートフォン
・ワイヤレスイヤホン
・ハンカチ/ティッシュ
・除菌グッズ
・マイボトル
・おやつ
・お弁当
・ねり香水/アロマ
・化粧ポーチ
・エコバッグ
内勤女性の場合は、パソコンやモバイルバッテリーは会社に置いている方が多くいます。
その分、営業職に比べて荷物が軽量な傾向があります。
ねり香水やおやつなど、自分がリラックスできるアイテムを入れているのもポイント。
また室内の乾燥対策に、ハンドクリームやリップクリームも化粧ポーチの中に欠かせません。
ここからは、考え方や立場別にカバンの中身を見ていきます。
荷物は最小限にしているミニマリスト、仕事を楽しむ独身バリキャリ女性、お子さんを保育園に預けるワーママの3タイプをチェックしてみましょう。
基本的に多くの荷物を持ち歩かず、コンパクトなカバンにお気に入りのアイテムを厳選して持ち歩いている、ミニマリスト。
必要なものは、その都度選んでカバンに入れているのが特徴です。
仕事の際に、どのようなアイテムを持ち歩いているか見てみましょう。
<ミニマリストのカバンの中身>
・財布/定期入れ
・スマートフォン
・ワイヤレスイヤホン
・ハンカチ/ティッシュ
・除菌/抗菌アイテム
・マイボトル
・リップ/ハンドクリーム
ミニマリストの持ち物は、定番アイテムがベースです。
バッグが小さいため、財布はコンパクトな2つ折りや3つ折りを持ち歩きます。
カード類も、普段使う数枚を厳選して入れています。
このほかに外出先で荷物が増えてしまった場合でも対応できるように、エコバッグを持ち歩いている方も多いようです。
ミニマリストのように荷物を減らすコツは、カバンをいつもより小さいものに変えること。
カバンが小さければ、自然とアイテムを厳選してもてるようになります。
向上心のあるバリキャリ女性は、カバンの中身も洗練されています。
自分自身の内面磨きにも時間をかけていることがわかるでしょう。
<独身バリキャリ女性のカバンの中身>
・財布/定期入れ
・スマートフォン
・ワイヤレスイヤホン
・ハンカチ/ティッシュ
・除菌グッズ
・資格取得用参考書
・電子書籍用タブレット
・名刺入れ
・マイボトル
・モバイルバッテリー
・化粧ポーチ
・エコバッグ
バリキャリ女子の方の多くはキャッシュレス派で、財布はコンパクトなものを愛用している傾向です。
自宅では仕事をしない主義のため、ノートパソコンは基本会社に置いたままの方が多くいます。
公共交通機関で移動中は、スマートフォンを見るよりも、自分磨き用に参考書や電子書籍に目を通します。
ワーママは、お子さんの成長によって、持ち物も変化します。
おむつやお子さんの着替え、急に体調不良になったときのための母子手帳など、想定外のことが起きたときにも対応できるように、多めに荷物を持ち歩く方が多いのも特徴的です。
平均的なワーママのカバンの中身は、以下のとおりです。
<ワーママのカバンの中身>
・財布/定期入れ
・スマートフォン
・モバイルバッテリー
・ハンカチ・ティッシュ
・除菌グッズ
・マイボトル
・化粧ポーチ
・エコバッグ
・本
お子さんを保育園に届けた後の移動時間は、やっと落ち着いた時間で読書をするために、本を携帯している方が多くいます。
スケジュール管理は、夫婦で共有できるアプリを使用。
カバンが重くなる手帳は、持ち歩きません。
仕事帰りに食品の買い出しができるよう、大きめのエコバッグは欠かせないアイテムです。
また、お迎え時などお子さんがぐずったとき用に、ちょっとしたお菓子があると安心です。
人前で出すことが多い財布は、バッグとお揃いのブランドや、機能面を重視した使い勝手のよい財布など、こだわりのものを使っている方が多い傾向です。
多くの場所で支払いが電子化され、財布もそれに合わせてコンパクトなものを持ち歩く方も増えています。
中には、ほとんど現金を持ち歩かない方もいるほどです。
今後はますますコンパクト化されていくことも考えられそうです。
家に忘れたら困るものとして、もはや財布よりも重視されるスマートフォン。
買い物や食事の支払いだけでなく、仕事をするうえでも、なくてはならないアイテムです。
音楽や音声配信を楽しむ方の多くは、スマートフォンとあわせてワイヤレスイヤホンを持ち歩いています。
スマートフォンが日常生活の中で多用されるようになったため、毎月の携帯代に気を配り、楽天やUQといった格安SIMに乗り換えた方も多くいます。
スマートフォンが多機能化したことにより、モバイルバッテリーを持ち歩く方も増えてきました。
仕事でパソコンを使う方の中には、スマートフォンだけでなく、パソコンにも充電できる容量の大きいバッテリーを持っている方もいます。
荷物が多めの方には、小ぶりで容量の大きいタイプが人気です。
コスメグッズは、ハンドクリームやリップなど必要最低限のアイテムだけ持ち歩く方もいれば、メイク道具一式を持ち歩く方もいます。
お客さまに会うことが多い仕事の方は、とくに気を遣ってさまざまなアイテムを持ち歩いているようです。
コスメをまとめるポーチや巾着も、その方の個性が表れています。
マイボトルにお茶やコーヒーなど、好きな飲み物を入れて持ち歩く方も増えました。
小さめなバッグの方でも持ち運べる、容量200ml以下のボトルも販売され話題になったのも、記憶に新しいでしょう。
見た目がオシャレなものも多く、バッグに合わせてチョイスするのもおすすめです。
近年多くの女性が除菌グッズ・予備のマスクを持ち歩くようになりました。
スプレータイプやシートタイプなど、自分の使いやすい除菌グッズをバッグに忍ばせています。
おしゃれなマスクケースで、個性をだす方もいらっしゃいます。
いまや定番になったエコバッグ。
コンパクトにまとまるタイプが人気です。
最近は、コンビニやスーパーだけでなく、衣料品の購入でもバッグが有料化されているところもあり、どこへ行くにも欠かせないアイテムになりました。
中には、おしゃれなブランドのショッパーバッグをエコバッグとして使う方もいます。
個性を出すためのアイテムとしても役立ちます。
レシート・お菓子のごみ・使ったティッシュ・しわしわのハンカチ、いらないものがカバンの底でぐちゃぐちゃになっていませんか?
まずは荷物の見直しをしましょう。
また、「使うかもしれない」アイテムも、断捨離対象です。
「使うかもしれないもの」は、もっていることで安心感はありますが、使わずに終わることも多いでしょう。
中身は外出先や目的によって、必要なものだけを入れましょう。
女性向けの雑誌で取り上げられる方のカバンの中身は、驚くほどおしゃれです。
そのコツは「統一感」だといえます。
ブランドを揃える、同じブランドでなくてもカラーやアニマル系のアイテムなど何かしら揃えると、統一感がでます。
また財布やポーチをバッグと同じブランドにすると、色味や雰囲気も合い、簡単におしゃれに見せられます。
働く女性は、本を持ち歩いている方も多くいます。
しかし本は重いうえに、かさばるのが難点です。
最近では、kindleといった電子書籍やAmazon Audibleのように音声で本を聞けるようになっており、本を持ち歩かなくても読書できるようになりました。
手帳もスマートフォンで管理し、ノートは持ち歩かないなどすれば、紙類を持ち歩く必要は一切なくなります。
また、お金の支払いも電子マネーやアプリによる決済サービスなどを使用することで、お財布を軽量化できます。
「本は紙がよい」「支払いは絶対現金」といったこだわりがない方は、電子化を進めるのもおすすめです。
働く女性は、流行よりも実用性にこだわってカバンを選ぶ傾向があります。
普段から仕事や習い事・プライベートでの付き合いなど忙しく、使い勝手のよいカバンの方が何かと都合がよいためです。
丈夫で実用的なバッグであれば、長く使えて愛着も湧くでしょう。
営業で使う書類などの重要なものを持ち歩く場合は、ファスナー付きがおすすめです。
雨で濡れることもなく安心です。
荷物が多い方は、手持ちだけでなく方からもかけられるような2WAY仕様なら、身体への負担を減らして活用できます。
大きなカバンは、荷物がたくさん入るため、必要ないものまで入れたくなってしまいます。
必要なものだけ入れることを徹底して、どの程度の大きさがよいか考えてみましょう。
またバッグの重さにも注意が必要です。
重たいものを入れる場合はとくに、できるだけ軽量のバッグを選ぶのがベスト。
お子さんがまだ小さく、送迎時に抱っこする方は、肩掛けできるものやリュックなどがおすすめです。