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アーティストのMarikaさんにインタビュー

デザイン・デザイナー
  • 2020.05.31
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アーティストとして活躍中のMarikaさん

アーティストとしてお仕事をしているMarikaさん。フリーランスのグラフィックデザイナー/イラストレーターとしてお仕事をしています。 Marikaさんに、今頑張っている女性として、アーティストのお仕事について詳しく教えてもらいました!

Marikaさんへインタビュー

Marikaさんへ様々なインタビューを行いました。アーティストのお仕事について、詳しく知りたい方は必見です!
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簡単な生い立ちをお願いします。

多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。以降フリーランスのグラフィックデザイナーとして、企業や地域イベントのフライヤー・ポスター・マスコット・フリーマガジン等を制作してきました。Instagramで自主制作のイラストや絵を発表し始めて、現在のアーティスト活動に至ります。

この仕事・活動を始めたきっかけは何ですか?

元々サッカー観戦が好きで、よくスタジアムへ通っていました。ただ、なかなか欲しいと思えるグッズがありませんでした。そこで選手のイラストを描いて、Tシャツやトートバッグにシルクスクリーン印刷をして、自分用のオリジナルグッズを作り始めました。それらをInstagramに掲載し始めたのがきっかけです。

この仕事をするまで、今までどのようなことを積極的に行っていましたか?

Instagramに作品を積極的に掲載しました。趣味で作ったサッカーグッズや、美大生時代の作品など様々です。
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仕事内容について教えてください。

イラストの分野だと、サッカーやフットサル選手のイラストを、国内外のチームグッズやサッカー情報サイト用に描いています。デザインの分野だと、スポーツウェアブランドから、トレーニングウェアやサッカーユニフォームのデザインを任されています。
あとはデジタル似顔絵イベントをスタジアムやショッピングモールなどで行っています。iPadを使って5分程度で似顔絵を描いて、データをその場でお渡しするのですが、SNSのアイコンに活用いただいたりと好評を得ています。
最近はアンバサダー活動にも挑戦しています。国際サッカー連盟FIFAのアンバサダーとして、大会告知イラストを描いたり、女子ワールドカップを観戦に行ってその様子をレポートしたりしています。そのほかにイベントフライヤー/CDジャケット/企業のゆるキャラなどのデザインもしています。

最初の仕事の思い出は?

フットサル選手から似顔絵入り名刺デザインを依頼されました笑。まだ実績もありませんでしたが、Instagramに掲載していたサッカー関連のイラストを見て依頼してくれたそうです。
趣味で描いていたものが仕事に繋がり、素直に嬉しかったです。

ある1日のスケジュール

最近は外出できない日々が続いているので、基本的に一日家にいます。朝起きて母としゃべりながら朝ごはんを食べます。コーヒーを飲んで一息ついてから、仕事を始めています。
夕方4時くらいにまた休憩がてら甘いものを食べて、Instagramで海外の動物動画を見ています笑。英語の勉強にもなるし、癒されます笑。
その後また仕事→夕食。あとはのんびりして、気が向いたら寝る前にまた少し仕事をしたり、音楽を聴いたりしています。

始めたばかりの頃の苦労話

似顔絵イベントをフットサルの大会でしました。元々、人前で絵を描くのは、緊張するのであまり好きではありませんでした笑。
人見知りなので、当日お客さんと話すのもすごく不安でした。どんな方が来てもいいように、前日までにパソコンで世界中のいろんな年代/性別の方を検索して100人以上描きました。
年末のイベントだったこともあり、当日は大勢の方が参加していてとても緊張しました。なんとか準備が実を結び、大盛況でした。
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仕事中の失敗談と乗り越えたエピソード

昨年7月にアンバサダーを務めているFIFAの招待で、フランスのリヨンへ女子ワールドカップ決勝を観戦しに行きました。海外へ行ったことは何度もありましたが、仕事で行くのは初めてでした。その場にはほかの国のアンバサダーも来ていて、アジア人は私だけでした笑。みんなでパブへ行ったり、夕食を食べたり、ミーティングをしました。 基本的にみんな英語でコミュニケーションをとっていましたが、中には英語が苦手なスペイン語圏/ポルトガル語圏の方もいました。でもスペイン語圏/ポルトガル語圏の方は数人ずついたので、彼らが母国語で話しても、誰かしらが英語に訳してくれる環境でした。でも日本語をわかる人はもちろん一人もいません笑。
私が英語につまり、日本語で話したくなっても、それが叶う環境ではありませんでした。英語はわりと話せるのですが、圧倒的アウェイな環境(考え過ぎかもしれませんが笑)のせいで、あまり発言もできず、精神的にも疲弊して、しまいには自分が遥か地図の端っこから来た孤立した人間に思えて来ました笑。
帰国後もそんな自分に本当にがっかりしましたんですが、この経験があったから、海外の友達や知人と交流する機会を積極的に増やしました。今なら同じシチュエーションになっても大丈夫、というか開き直れると思います笑。

この仕事のやりがい・よかったこと・嬉しかったこと

少し前にブラインドサッカー女子日本代表戦の会場で、似顔絵イベントを開催しました。選手のご家族やお友達、ブラインドサッカー代表を将来目指しているお子さんも観戦にいらしていました。
いつも通り、デジタル似顔絵をお描きして、その場でデータをお渡したのですが、後日たくさんの反響をいただきました。
お描きした方のご家族、特に親御さんからのお礼&応援メールが多く、そんなに喜んでいただけて本当に嬉しいなぁと思いました。似顔絵イベントに、仕事として以上の意味を感じることができました。

この仕事の苦労・大変なこと

ファッションデザインに関しては、モチーフがないところです。人物のイラストは、モチーフがありますが、スポーツウェアをデザインする時には何もないところから作らないといけません。生みの苦しみという感じです。
あとは似顔絵イベント時に、たくさんの人と話さなくてはならないところです。中には照れて下を向いてしまう方も多く、そのような場合は表情がわからず描きづらいので、たくさん話しかけてこちらを向いてもらわないとなりません。
やはり似顔絵を描いている間も楽しんでもらいたいので、色々と話題を振るのですが、もともと人見知りなので、イベント時だけ社交的な人格に切り替える感じです笑。
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自分が成長したと感じる時

美大生の頃はリアル描写が得意で、リアルな人物画を描くのが好きでした。逆に漫画やアニメのようなコミカルにデフォルメすることは苦手でした。
今もリアルな人物描写は好きですが、そのような画風が求められることは少なく、コミカルな人物イラストを依頼されること多いです。そういったイラストをこなしているうちに、昔は描けなかったコミカルな描写も得意になってきました。
漫画やアニメっぽい絵はもともと好きで、描きたいのに描けない、という感じだったので、表現の幅が広がった感じがします。好きな絵と実際に描ける絵って違うと思いますが、今まで描けなかった絵を描けたときに成長を感じます。

仕事を続けるために努力していること

とにかく作品を発表し続けることです。正直、絵を描くことは仕事になってしまうと、楽しくなくなってしまう部分もあります。でも、描くのをやめてしまうと、人は見てくれなくなって、依頼も途絶えてしまうと思います。
せっかくファンになってくれた人の頭の中も、ほかの誰かの作品ですぐに上書きされてしまうと思います。
今は便利な時代なので、スマホだけでできることがたくさんあります。どんなにやる気が起きないときでも、InstagramなどSNSに作品を投稿することだけは続けています。

この仕事に対する3つのこだわり

1. 完成度に対して妥協しないこと。ウェアデザインなど、これなら買ってもいいな、と思えるレベルに到達してから提出するようにしています。
2. イラストのわかりやすさ。ー時代前のアート界だったら難解なアートも受け入れられたと思いますが、今はどちらかというと商業アート(マスコットキャラクターやイラスト)が主流です。例えば私はシュルレアリスムが好きなのですが、今それを描いてInstagramに発表してもほとんどのフォロワーさんは『???』だと思います。毎回ではないですが、自分が描きたい絵よりも、人に伝わるわかりやすさを優先しています。
3.やはりアートの市場は海外の方が圧倒的に大きいので、Instagramに投稿する際のキャプションは英語(+日本語)にしています。今後はYouTubeに描画プロセス動画なども載せていこうと考えていますが、基本は英語でやっていくつもりです。
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この仕事をする際に気を付けていること

1. 中には、自分じゃなくてもいいのでは?と思うような依頼もあります。例えば、雑誌やウェブサイトのページレイアウトなど、自分の表現を活かせない類の依頼です。報酬はもらえたとしても、そういったお仕事は思い切ってお断りしています。自分の表現を活かせないお仕事は、アーティストとしてやっていく上であまり意味を持たないと思うからです。仮にそういった依頼を受けると、連鎖して次に来る依頼も同じようなものになっていくと思います。もちろんアーティストの収入は不安定なので、お金が出るなら...と依頼を受けたくなることもあります。でも、お金にならなくても、将来やりたい仕事をするために、自主制作をして自分の表現を磨いたり、好きなアーティストの作品を見て刺激を受けたりする時間に当てる方が有効だと思っています。
2. 作品に対する自分の考えを、クライアントさんにちゃんと伝えることです。特にスポーツウェアのデザインは抽象的なものが多いので、作品を見ただけではコンセプトが伝わりづらいです。言葉にすることで作品が説得力を増し、一発okをもらいやすくなります。
3. 表現が凝り固まらないように心がけています。コミカルな似顔絵イラストの依頼が重なっているときでも、自主制作でリアルな絵を描いてみたりしています。自分がリアル描写が好きだから、ということもありますが、表現の幅が狭まると、依頼の幅も狭まると思うからです。

世間にこの仕事をアピールする方法

日本におけるアートの地位は低いと言われていますが、実際に多くの日本人がアートに親しみがないと思います。Instagramを見てみても、海外にはアートインスタグラマーがたくさんいて、彼らのタイムラインは作品で埋め尽くされています。
一方で日本のインスタグラマーの中でアーティストの割合は低く、多くはモデルや食・旅レポなど、写真を主なコンテンツにしています。
私は今のところ、海外と日本ともに視野に入れているので、作品と自分の写真両方を投稿しています。ただ、それだと統一性が下がり、初めてページを訪れた人的に「アーティスト?モデル?どっち?」とわかりづらくなってしまうと思います。最近は写真にもイラストを施し加工することで、ページ全体のアート色を下げない工夫をしています。

いつも仕事に持ち歩いているもの

iPad/Apple Pencil/iPhone は仕事に持ち歩いています。iPadではクライアントさんに作品を見せれますし、Apple Pencil があると空き時間にカフェなどで絵を描いたりちょっとしたアイデアスケッチもできます。
iPhoneでInstagramやYouTubeの更新、動画・写真編集もしています。
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仕事とプライベートの両立で工夫している3つのこと

仕事日と遊ぶ日の緩急つけています。仕事の日は朝から深夜までずっとデスクに向かっていてもokですが、ダラダラすると決めた日はとことんダラダラ過ごします笑。
遊ぶと決めた日はとことん遊んで、写真を撮る以外にスマホは見ません。一緒に過ごしている人との時間を大切にします。緩急つけることで、仕事の集中力もアップします。

日常生活で意識していること

本来はとにかく怠惰に過ごすのが好きなので(笑)、休憩時間などだらだら過ごす時間を確保しています。でも、自分の身になるダラダラ法を心がけています。
たとえば好きなジャンルで英語の動画(ディズニーアニメ/動物番組/レシピ動画など)を見て、英語を忘れないようにしています。また好きな漫画を読む/ゲームをする→絵やキャラクターデザインの勉強になる、大好きなスピッツを聴く→歌詞からインスピレーションを受ける、という感じです。

頑張れるモチベーションの見つけ方

とにかくスピッツが大好きなので、聴いたりライブへ行ってモチベーションを上げています。あと少年漫画も好きなので(笑)、名シーンや名ゼリフを読み返して、やる気upしています。
あと母とよくカフェへ行って甘いものを食べます。数時間ですが、一旦頭をリセットすることで、また仕事に集中できる気がします。
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アピールポイントはありますか?

イラストの分野だと、ミニマルな表現。例えば、人物のイラストを描く場合、最低限の手数(色数や線の数)で仕上げることで、シンプルかつ明快なイラストに仕上がっていると思います。
ファッションデザインの分野だと、抽象的な柄を作るのが得意です。
ブラジル発のスポーツウェアブランドのデザインをさせていただいています。コンセプトはアマゾン地帯の熱帯雨林だったりするのですが、生息している植物や動物をモチーフに柄を作っています。葉や花などをそのままの形で柄にしてしまうと、スポーツウェアならではのスポーティーさがなくなってしまいます。幾何学的な形にデフォルメしたり、グラデーションをかけたり、抽象化した模様の生成を売りにしています。
またイラストとデザイン、両方やっているのもアピールポイントの一つです。

仕事以外で夢中なこと

スピッツ←歌詞が大好きです。動物←生物学も好きで進化論とかを独学で勉強しています笑。ゲームや漫画(どうぶつの森/モンスターハンター/ポケモン/ONE PIECE/ドラゴンボールなど)。パズルゲーム(数独など)

今後の目標を教えてください。

現在はブランドから請け負う形でファッションデザインをしていますが、今後は個人的にTシャツなどをオンライン販売していけたらと思っています。
また外出が難しい近頃はYouTubeなど動画の需要がますます増えています。今まではInstagramに完成した絵を主に投稿していましたが、YouTubeに絵の描画プロセスなど載せていくつもりです。動画という形でもアートを楽しんでもらえたらと思っています。

今後挑戦してみたいことは?

スピッツとお仕事がしたいです!笑。CDジャケットやグッズのデザインをしてみたいです。あとは生き物が好きなので、図鑑の絵とか描いてみたいです。
また現在はスポーツファッションのデザイン業務が多いですが、レディスファッションやメンズファッションにも進出してみたいです。漫画やゲームのキャラクターとのコラボレーションなんかもできたらいいなと思っています。

今目指している人に伝えたいこと・応援メッセージ

アートは需要が少ないイメージがありますが、今はInstagramでもYouTubeでも世界中の人に作品をみてもらえます。
いつでも個展を、しかも無料で開催できている状態です。工夫次第で未来のクライアントに繋がりやすい環境だと感じます。大切なことは続けることだけだと思います。絵が好きな方には、ぜひ描き続けて自分の表現を追求し続けてほしいです!

自分の感覚を鍛えるためにしていること

ファッションサイトやアカウントをチェックする。トレンドに関わらず気に入ったデザインは保存して、デザインするときに、色合わせを真似してみたりしています。

センスをよくするためには

あまり固定概念や無難なデザインにとらわれず、モデルさんがコレクションショーで着ているような派手なデザインも頭の中にインプットするようにしています。

上手く自分らしさを表現するコツ

話が来た時点、またはその前から自分のデザインスタイルが相手に伝わる環境を作っています。たとえば私のクライアントさんのほとんどは事前にInstagramで作品を見てくださった方です。
その上で、クライアントさんの意向やオーダーを聞き入れて話し合い、デザインしています。結果、自分らしさ+クライアントさんの希望がうまく混ざったデザインになっていきます。自分からグイグイ営業しないことで、対等な関係を作れるのかもしれません。

デザインや制作をする上で大切と思う3つのこと

客観性(クライアントさんに何を求められているか)/自分らしさ(自分のイラストやデザインのスタイル)/実用性(デジタル似顔絵だったら、アイコンにしたときに映えるか/スポーツウェアだったら着てスポーツをしたときに他の人にかっこよく映るか)

デッサンのコツ

そのものの状態(質感/位置関係など)を、影と光の描写によって伝えるのがデッサンだと思います。描こうとしているものが今どのような状態にあるのかを意識して描くと、うまくいくと思います。

画材は何を使っているのか

uni/Hi uni/Staedtler の7H~2B

デッサンの練習方法

人の手を何度も描いて練習しました。人の手の形は複雑で、ポージングや光の当たり方によって様々なバリエーションが生まれます。鉛筆の使い分けや位置関係の表現の練習になると思います。
活動内容

アーティストとして活躍しています。

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イラストやウェアデザイン等の仕事を請け負っています。

サッカー観戦が好きで、仕事にも生かしています。

NOWSARAMarika
サッカーやフットサル選手のイラストを、国内外のチームグッズやサッカー情報サイト用に描いています。

プロフィール

NOWSARAMarika
Marikaまりか

アーティストとして活躍中。 イラスト、ウェアデザイン、似顔絵などの仕事を請け負う。
Instagram: @marika22_10

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